勝手に期待して勝手に失望する“自作自演”への警戒強まる

株式市場の振り返り-薄商いながらも3日続伸、大幅上昇に

2016年3月14日(月)の東京株式市場は3連騰の大幅上昇となりました。日経平均株価は前日比+1.7%の上昇、TOPIXも+1.5%の上昇で引けています。また、東証マザーズ総合指数は+0.9%の上昇となりましました。

日経平均株価は、先週末の欧米株式市場の大幅上昇を受けて、前日比+216円高の17,155円で寄り付きました。その後も強含みで推移し、前場の引け前には+352円高となる場面が見られました。後場は上値がやや重い展開となりましたが、それでも前日比+294円高の17,233円で引けています。終値でも17,000円台を回復しました。

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東証1部で上昇したのは1,702銘柄、値下がり177銘柄、変わらず63銘柄でした。東証1部の出来高は20億1,978万株、売買代金は2兆620億円(概算)となっています。この深刻な薄商いは、明日15日の日銀金融政策決定会合の結果待ちのスタンスが強かったためと見られます。

セクター動向と主要銘柄の動き-31業種が上昇、金融株が買われる

東証で上昇したのは32業種、下落したのは1業種のみでした。上昇率上位は、保険業+4.1%、銀行業+2.8%、不動産業+2.7%でした。一方、下落は食料品のみでした。総じて万遍なく買われた印象があります。

個別銘柄で目立ったのは、第一生命保険(8750)が+8%を超える上昇となったことに加え、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)などのメガバンク株、三井不動産(8801)などの不動産株が買われたことでした。一方、数少ない下落した銘柄の中では、任天堂(7974)の下げが目を引いています。

本日のポイントと注目テーマと関連業種-日銀金融政策決定会合、FOMCに注目

14日(月)は薄商いとなりました。これは15日(火)の日銀金融政策決定会合の結果待ちが強かったとみられます。ただ、マイナス金利導入が発表された前回(1月末)に続いて追加緩和が実施される可能性は低いと見られるため、過剰な期待に対する反動には注意が必要です。日銀の追加金融緩和を勝手に期待して、勝手に失望する“自作自演”の動きを警戒すべきでしょう。

ただ、投資家マインドは海外市況の好転などを受けて改善しつつある兆候があり、徐々にではありますが、リスクオンへシフトしてきたようにも感じられます。14日は薄商いでしたが、相場環境は決して悪くありません。

そのような状況の中、15日は日銀決定会合やFOMCを睨みながら、引き続き輸出関連株、不動産セクター、金融セクターに注目したいと思います。特に、14日は薄商いから売りが目立った証券株の反発に注視したいところです。また、値動きの軽い新興市場株や、人工知能(AI)、バイオ、フィンテックなどの特定のテーマ株の動きからも目が離せません。

【2016年3月14日 投信1編集部】

■参考記事■

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投信1編集部

投信1編集部は、証券アナリストやファンドマネージャーとして長年の調査経験を持つメンバーで構成されており、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデアをわかりやすくお届けします。