閑散時期は「休むも相場」を実践する好機

株式市場の振り返り-円高進行で3日続落。様子見スタンス一層強まる。

2016年3月9日(水)の東京株式市場は3日続落となりました。日経平均株価は前日比▲0.8%の下落、TOPIXは▲1.1%の下落で引けています。東証マザーズ総合指数は▲1.1%の下落となりましました。

日経平均株価は、寄り付きから前日比マイナスが続き、前場・後場とも低調に終わりました。円高進行が加速したことで、一時は前日比▲288円安まで下落しましたが、最後はやや戻した結果、日経平均株価の終値は前日比▲140円安の16,642円となりました。

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東証1部で上昇したのは372銘柄、値下がり1,477銘柄、変わらず94銘柄でした。東証1部の出来高は22億4,920万株、売買代金は2兆2,806億円(概算)となっています。依然として薄商いの状況でした。

セクター動向と主要銘柄の動き-2業種のみ上昇。全体的に売られる。

東東証で上昇したのは2業種のみで31業種が下落しました。上昇率したのは、情報・通信+1.2%、水産・農林+0.1%でした。一方、下落したのは、海運▲5.4%、非鉄金属▲2.7%、鉄鋼▲2.7%、ゴム製品▲2.6%などでした。

個別銘柄では、ローソン(2651)、ファミリーマート(8028)、セブン&アイ・ホールディングス(3382)などのコンビニ株が軒並み上昇しました。また、ソニー(6758)、キヤノン(7751)、オリンパス(7733)などハイテク株の一角も値を上げました。下落した銘柄の中では、野村ホールディングス(8604)、マツダ(7261)、日立建機(6305)などの下落が目立っています。

本日のポイントと注目テーマと関連業種-薄商いが続く可能性高い。一相場終わった小型株には要注意。

79日の東京市場は、目立った材料不足、及び、10日に開催予定のECB理事会を見極める動きなどから、様子見スタンスがより一層顕著となりました。10日(木)もこの動きが続くのは避けられそうにありません。また、今週末11日(金)は、メジャーSQ算出を控えていることから、売り買いともに慎重になる可能性が高いと考えられます。

このような状況では、無理に動く必要はありません。相場格言の1つに「休むも相場」というのがあります。様々な解釈がありますが、大きくは『年中市場に参加していると客観的に相場を見る目が失われがちになるので、たまには休んで市場や自分の投資を冷静に見つめ直しなさい』ということです。なお、同じような意味の格言で「売るべし 買うべし 休むべし」というのもあります。10日はこの格言を今一度噛みしめるのもいいでしょう。

ところで、昨日、人気玩具「黒ひげ危機一髪」に例えて、特定テーマ関連で急騰が続いた小型株に警戒すべきと発信しました。9日の相場では早速、ビットコイン関連銘柄の一角に前日比▲25%近い下落となった銘柄が出始めました。大火傷を負った投資家の中には、再起不能に近い人もいると思われます。まかり間違っても、色気を出して挽回しようなどと考えないようにして欲しいところです。改めて「休むも相場」です。

【2016年3月9日 投信1編集部】

■参考記事■

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投信1編集部

投信1編集部は、証券アナリストやファンドマネージャーとして長年の調査経験を持つメンバーで構成されており、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデアをわかりやすくお届けします。