“想定外”だらけの投資環境にどう対応するか―乱高下した相場の次を考える記事4選

キュレーターから読者に伝えたいポイント

2016年3月3日に日経平均株価は今年になって初めての3連騰となり、ようやく底打ちかという声も聞かれるようになってきました。少し戻ったとはいえ、3月3日の日経平均は、2015年12月末の19,033円に対してまだ2,000円強も下回った水準です。次の相場に備えるためにも、年明け以降の動きを、ここで改めて振り返ってみましょう。

想定外だった日本株の急落

2016年1月4日の大発会以降、連日の株価下落が続きました。当初は、「安心してください、まだ懸念するほど下がっていませんよ」(1月8日付)、といった楽観的な意見も見られましたが、いつのまにか、そうした見方はほとんどなくなりました。執筆者もさぞ自戒しているでしょう。しかし、この執筆者には「安心してください、みんな間違っていましたよ」と慰めてあげたいところです。

続きを読む

DIAMのマンスリーレポートでは、今後3か月の主な国の金融市場の見通しが毎月アップデートされていますが、1月号では日本だけが上向き、それ以外は横ばいでした。金融商品ごとの今後の見通しもまとめられていますので、頭を整理する参考によいのではないでしょうか。

2016年1月 マンスリーレポート(世界の投資環境)

出所:DIAMアセットマネジメント

マイナス金利の導入、円高の進展も想定外

想定外だったのは、日本株だけではなく、為替市場も同様です。また、日本銀行によるマイナス金利の導入も年初ではおそらく予測不可能であったと思われます。

ただ、予測できなかったことを嘆いてばかりでは何も始まりません。この記事にあるように、まずは、マイナス金利の導入によってGPIFを含む機関投資家が有利な運用先を求めて外国株式や外国債券投資に向かうのか、また、これらの動きが円安要因になるかを注視したいと思います。

日本の家計金融資産 1,684兆円

出所:楽天証券

米大統領選も想定外の動き

2016年3月1日の「スーパーチューズデー」では、民主党はヒラリー・クリトン前国務長官が、共和党は不動産王ドナルド・トランプ氏がともに7州で勝利し、指名獲得に向け大きく前進しました。クリントン氏については事前の想定通りですが、トランプ氏については、ここまで勢いを得るとの見方は少数であったと思います。この記事によると、どちらであっても円高圧力が高まる可能性が高いとのことです。

スーパーチューズデーを見て思ったこと

出所:ピクテ投信投資顧問

先物・先物・オプションが絡む投機的な動きは一巡、さてこれからは?

この2か月間、日経平均が突発的に乱高下する動きが何度かありました。この記事を読むと、その背景にあった先物・オプションに絡む投機的な動きが一巡してきたことが理解できます。再び円高、原油安が再燃するリスクには注意が必要ですが、次の相場に向けた準備が必要な時期が近づいているのかもしれません。

日経平均が大幅続伸 底入れ近い?

出所:楽天証券

【2016年3月4日 投信1編集部】

■参考記事■

>>失敗しない投資信託の選び方:おさえるべき3つのNGと6つのポイント

>>ネット証券会社徹底比較:株も投資信託も気になるあなたへ

投信1編集部

投信1編集部は、証券アナリストやファンドマネージャーとして長年の調査経験を持つメンバーで構成されており、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデアをわかりやすくお届けします。