米国経済見通しを占う3月23日(水)の2月米新築住宅販売件数

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3月23日(水)23:00発表予定の2月米新築住宅販売件数の動向に注目です。

2月米新築住宅販売件数の市場予想は、年率換算51.0万件、前月比+3.2%(季節調整済)です。

3月23日(水)23:00発表予定の2月米新築住宅販売件数の動向に注目

通常、米国の不動産動向を捉える場合、新築住宅よりも中古住宅の経済指標に注目します。なぜなら、米国の不動産取引は中古物件が新築物件の約10倍の規模になるからです。

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参考:2015年9月21日(月)発表の米中古住宅販売件数は景気動向を占う重要指標

しかし、今回は新築住宅販売件数に注目すべきと筆者は考えます。というのは、1月の米新築住宅販売件数は、住宅価格が上昇している米西部での販売件数が30%以上減少したことなどを受け、年率換算49.4万戸、前月比-9.2%(季節調整済)と芳しくなく、今後の動向が気になるためです。

2月米新築住宅販売件数の市場予想は、年率換算51.0万件、前月比+3.2%(季節調整済)

こうした中、3月23日(水)23:00に発表予定の2月米新築住宅販売件数は、在庫不足が解消されつつあることから、市場予想は年率換算51.0万件、前月比+3.2%(季節調整済)と、1月の実績値を若干上回る見込みとなっています。

出所:SPEEDAをもとに筆者作成

【参考情報】米新築住宅販売件数の基礎知識

そもそも米新築住宅販売件数とは

米新築住宅販売件数は、前月28日から当月4日までに米国内で販売された一戸建て、コンドミニアム、共同住宅の新築住宅件数を指すもので、米商務省センサス局が毎月24日以降に発表します。

なお、米国の場合、新築住宅販売とは土地付きの新築住宅販売を指し、保有する土地へ住宅を新築したものは含みません。

また、全米及び4つの地域別(北東部・中西部・南部・西部)の新築住宅販売件数、販売価格等が公表されます。

新築住宅販売件数は契約書への署名ベースでの集計であるのに対して、中古住宅販売件数が所有権移転完了ベースであることから、新築住宅販売件数の方が先行性の高い場合もあります。

※元データの確認は、米商務省センサス局のウェブサイトをご参照ください。

【2016年3月21日 投信1編集部】

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岡野 辰太郎

1976年生。大学在学中、マイクロソフトのインターンシップへ参加。
横浜国立大学大学院卒業後、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社の投資ストラテジストとして、リサーチ業務に従事。
同社退社後、Webサービスの開発・運営を行う株式会社アーブを設立。モノづくりのクラウドファンディング「SpotLight(スポットライト)」を運営中。