【株式テクニカル分析】日経平均は17,000円を挟んでもみ合う展開へ(2016年3月25日)

3日ぶりの反発で17,000円台へ回復

2016年3月25日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は、前日比110円42銭高の17,002円75銭となりました。3日ぶりの反発です。

今週は21日が祝日のため、立ち会いが4日間となりました。連休明けの22日の終値は17,048円と、17,000円台に乗せてきました。しかし、相変わらず円高傾向が続くことからその後は、17,000円前後でもみ合いとなりました。

続きを読む

25日は16,949円の始値から一時、16,889円まで下げる展開となりましたが、下げ幅は小さく、全般的にこう着感が見られました。ただし、為替相場が1ドル=113円台と円安に進んだことから、終値は節目となる17,000円台を回復しました。

25日~28日は、欧米はイースター休暇で株式市場も休場です。25日は、日本の株式市場も海外からの注文が少なく薄商いとなりました。動きがにぶくなりがちですが、さらに、週末の利益確定売りと、年度末を控え配当金を得るための買いが生じ、読みにくい展開となりました。

3月28日~の週は、引き続き期末の動向が気になります。29日は3月期末の配当・株主優待の権利落ち日であり、売り注文が増える可能性があります。

ただし、期末に向けては、企業やファンドなどが株式の評価額を上げる目的でドレッシング買い(お化粧買い)も起こりがちです。4月1日には日銀短観3月調査、米3月の雇用統計の発表もあります。

それぞれの材料に応じて、神経質に上下する展開になりそうです。金曜日からは新年度になります。引き続き、原油動向、米国の利上げ、為替相場などの動きに振られる展開になるでしょう。

方向感なく、値幅の小さなレンジ内でこう着状態

今週の動きをテクニカル面から見ると、17,000円を挟んでもみ合う動きとなりました。

先週の高値である3月14日の17,291円と、先週の安値である3月18日の16,613円を上抜けることも下抜けることもなく、小さな値動きに終始しました。

14日の高値と18日の安値を頂点とする三角保ち合いの形になっています。23日の高値(17,142円)も保ち合いのレジスタンスラインを超えることができませんでした。一方で、24日の安値(16,843円)、25日の安値(16,889円)も、下値がサポートされている印象があります。

三角保ち合いの抜けに注目。しばらくはもみ合う展開か

今後の展開ですが、三角保ち合いが収縮していることから、上下どちらかに抜ける可能性があります。上に抜けた場合は、3月14日の高値(17,291円)が直近のレジスタンラインとなります。ここを一気に抜ければ、2月1日の高値(17,905円)が視野に入ります。

逆に三角保ち合いを下抜けた場合、直近のサポートラインは3月18日の安値(16,613円)となります。ここを抜けても、3月9日の安値(16,494円)のサポートもあります。その先の16,000円前後は過去にかなりもみ合ったところであり、簡単に抜けることはなさそうです。

25日移動平均線は依然として実体を下回っており、傾きは上方向です。ローソク足が25日移動平均線にかかるまで下落するようであれば、考え方を改める必要がありますが、現状は上目線でいいのではないでしょうか。

ただ、前述したように、来週は、28日がイースター休暇で欧米の株式市場が休場で、29日の権利落ち、期末31日、新年度4月1日の米雇用統計と、なかなか読みづらい週になります。実際は、17,000円を挟んだもみ合いが続く可能性が高いと思われます。

三角保ち合いを抜けても、3月14日の17,291円と、3月18日の16,613円の間を上下するレンジ相場になることも予想されます。動きを見極めるためには、レンジの抜けを確認してからのほうがいいでしょう。

【2016年3月25日 下原 一晃】

■参考記事■

>>長期投資を始めたい人向きのお買い得インデックスファンドとは

>>失敗しない投資信託の選び方:おさえるべき3つのNGと6つのポイント

>>ネット証券会社徹底比較:株も投資信託も気になるあなたへ

下原 一晃

マーケティング会社、リクルートなどを経て、PRプランナー・ライターとして独立。
株式投資、投資信託をはじめとする資産形成や、年金、相続などに関する情報提供を行っている。あわせて、個人投資家がテクニカル理論を身に付けるためのヒントや知識の紹介にも取り組んでいる。
日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。