連日の大幅安。閑散相場の値動きが荒い状況を乗り切る方法

株式市場の振り返り-前日の大幅下落で5日続落、新興市場は僅かに反発

2016年5月2日(月)の東京株式市場は連日の大幅安で5日続落となりました。日経平均株価は前日比▲3.1%の下落、TOPIXも▲3.0%の下落で引けています。一方、東証マザーズ総合指数は+0.0%の僅かな上昇を見せる反発となりました。新興市場は健闘したようです。

日経平均株価は、先週末の日銀による“逆サプライズ”の余韻が抜けず、前日比▲308円の大幅安で寄り付きました。その後はさらに下値を切り下げ、一時は▲690円安まで下落し、ザラバで16,000円を割り込みました。その後はやや切り返す動きがありましたが、それも限定的となり、結局、大引けは▲518円安の16,147円で終わっています。

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東証1部で上昇したのは168銘柄、値下がり1,758銘柄、変わらず24銘柄でした。東証1部の出来高は24億9,517万株、売買代金は2兆6,239億円(概算)となっています。値下がり銘柄は全体の9割超となりました。大型連休の谷間としては、商いは活況だったように見えます。

セクター動向と主要銘柄の動き-連日で33業種全てが下落、相対的には情報・通信が健闘

先週末の28日に続き、東証1部の33業種全てが下落しました。下落率が大きかったのは、海運▲4.8%、ガラス・土石▲4.8%、電気機器▲4.6%、輸送用機器▲4.5%、証券・商品▲4.0%などでした。一方、下落率が小さかったのは、空運▲0.2%、情報・通信▲0.3%、食料品▲0.5%などでした。主力セクターが総じて売られた中、相対的に見れば、情報・通信が健闘したと言えます。

個別銘柄では、先週末の決算発表が市場期待を下回った村田製作所(6981)が急落し、TDK(6762)やアルプス電気(6770)などの弟子部品株も軒並み大幅下落でした。また、日経平均株価への指数寄与度の大きいファーストリティリング(9983)、東京エレクトロン(8035)、アステラス製薬(4503)も大きく値を下げました。さらに、円高進行を背景に、マツダ(7261)やスズキ(7269)などの自動車株も大幅に安くなっています。一方、数少ない上昇銘柄の中では、2桁減益見通しを公表したにもかかわらず日東電工(6988)が急騰し、中部電力(9502)や関西電力(9503)も上昇しました。また、キリンホールディングス(2503)も値を飛ばして、年初来高値を更新しています。

本日のポイントと注目テーマと関連業種-閑散相場で値動きが大きくなる場面も。「休むも相場」を実行しよう

連休明けとなる6日(金)は、まだ休暇中の投資家も多く、市場参加者が少ないことが予想されます。また、夜には米国の雇用統計発表を控えており、様子見スタンスも強まるため、閑散な相場となる可能性が高いと見られます。安倍首相も外遊中であり、政府の景気対策に大きな動きが出てくることもないでしょう。

このような材料不足の閑散相場では、通常よりも値動きが大きくなる傾向があります。個人投資家は、思い切って相場を休むことも重要でしょう。4月末の相場急落で含み損を抱えている個人投資家も多いと思いますが、今は挽回に向かうタイミングとは言えません。是非とも「休むも相場」を実行して欲しいと思います。

一方で、この3連休の間に、海外株式市場も下落基調にあり、円高に振れやすい状況です。決算発表で株価が大幅下落した内需関連銘柄には、注目しておくタイミングでもあります。特に、建設、小売、トイレタリーなどに目を向けましょう。

【2016年5月5日 投信1編集部】

■参考記事■

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投信1編集部

投信1編集部は、証券アナリストやファンドマネージャーとして長年の調査経験を持つメンバーで構成されており、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデアをわかりやすくお届けします。