週明けの大幅下落は必至?しかし狼狽売りは避けたい

【東京株式市場】2016年6月3日

株式市場の振り返り-薄商いの中3日ぶりに反発、新興市場は大幅高

2016年6月3日(金)の東京株式市場は3日ぶりの反発となりました。日経平均株価は前日比+0.5%の上昇、TOPIXも+0.4%の上昇で引けています。また、東証マザーズ総合指数は+2.7%の大幅上昇となりました。

日経平均株価は、前日比36円高で寄り付いた後、間もなく+153円高まで上昇しました。しかし、米国の雇用統計結果を見極める動きが強まり、上値を切り下げていきました。その後、一時は▲7円安になる場面もありましたが、最後はやや盛り返して+79円高の16,642円で終わりました。

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東証1部で上昇したのは1,196銘柄、値下がり600銘柄、変わらず160銘柄でした。東証1部の出来高は16億7,049万株、売買代金は1兆7,696億円(概算)となっています。

セクター動向と主要銘柄の動き-24業種が上昇、9業種が下落。内需系が買われる

東証1部で上昇したのは24業種、下落したのは9業種でした。上昇した業種には、小売、食料品、陸運、サービスなど内需関連が多かった一方、下落した業種には電気機器や輸送機器など外需関連が目立っています。また、個別銘柄では、月次販売が好調だったファーストリティリング(9983)が大幅上昇し、コマツ(6301)やファミリーマート(8028)も値を上げました。一方、スズキ(7269)、アルプス電気(6770)などが値を下げています。

本日の見通しと注目点-雇用統計サプライズで大幅下落は必至。狼狽売りは避けたい

注目された米国の雇用統計(日本時間の3日夜に発表)は、予想外に弱い結果となり、ネガティブ・サプライズだったと言えます。発表後、円高が一気に進行して106円台半ばになり、日本株の先物市場も急落しました。唯一の救いは、米国株の下落が限定的だったことでしょうか。

6日(月)の東京株式市場は、大幅下落が避けられない状況です。今回の雇用統計サプライズに加え、安倍政権から具体的な景気対策が出て来ないことも影響すると見られます。個人投資家は、この大幅下落局面で投げ売りすることは避け、市場が落ち着くのを待ちましょう。2016年に入って以降、既に4回の急落局面がありましたが、落ち着いた後は、例外なく急落直前の水準近くに戻っています。4月末の日銀サプライズ後の急落局面も、結局は一旦戻っています。狼狽せずに、じっくりと構えるのが得策かもしれません。

投信1編集部

投信1編集部は、証券アナリストやファンドマネージャーとして長年の調査経験を持つメンバーで構成されており、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデアをわかりやすくお届けします。