米FOMC開催中に発表される5月米小売売上高に注目

2016年6月14日発表

この記事の読みどころ

  • 米小売売上高は、米GDPを始め、米雇用統計や米消費者信頼感指数等との間に高い相関があります。
  • 2016年4月の米小売売上高は、2015年3月以来の高い伸び率となりました。
  • 5月の米小売売上高の市場予想は、+0.4%(前月比・除く自動車・同部品)となっています。
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重要度の高い米小売売上高

米FOMCの開催期間中である6月14日(火)21:30に発表予定の5月米小売売上高が、マーケット関係者の注目を集めそうです。

米小売売上高は、米GDPの約70%を占める個人消費の動向を把握する重要な経済指標です。また、米GDPを始め、米雇用統計や米消費者信頼感指数等との間に高い相関が認められます。

2016年4月の米小売売上高は2015年3月以来の高い伸び率を示した

前回、5月13日(金)に発表された4月の米小売売上高は、+1.3%(前月比)と2015年3月以来の高い伸び率となりました。特に、主要13項目のうち11項目の売上高が増加し、幅広い分野に広がりつつあることが確認される内容となりました。

細かい話になりますが、プロのエコノミストが重視する自動車・ガソリン・建材、外食を除くコア売上高も、+0.9%(前月比)と2014年3月以来、最大の伸び率を見せました。

出所:SPEEDAをもとに筆者作成

5月の米小売売上高の市場予想は+0.4%(前月比・除く自動車・同部品)

5月の米小売売上高の市場予想は、+0.4%(前月比・除く自動車・同部品)となっています。

前回、4月の米小売売上高が大幅な伸び率となったため、鈍化はするものの市場予想を上回り米景気の底堅さが確認される内容となった場合、米株式市場の支援材料となるでしょう。

【参考情報】米小売売上高の基礎知識

米小売売上高については、過去に筆者が執筆した記事がありますので、ご参考にしていただければと思います。

※元データの確認は、米商務省センサス局のウェブサイトをご参照ください。

 

岡野 辰太郎

1976年生。大学在学中、マイクロソフトのインターンシップへ参加。
横浜国立大学大学院卒業後、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社の投資ストラテジストとして、リサーチ業務に従事。
同社退社後、Webサービスの開発・運営を行う株式会社アーブを設立。モノづくりのクラウドファンディング「SpotLight(スポットライト)」を運営中。