アキュセラショックで東証マザーズ指数は▲10%の急落。バイオ株が急落

【新興株ハイライト】2016年6月14日

新興株市場の振り返りーアキュセラショックでバイオ株急落、マザーズ指数は▲10%の暴落に

2016年6月14日(火)の新興株市場は、JASDAQ指数が対前日比▲2.8%下落、これに対して東証マザーズ指数は同▲10.3%の急落になりました。TOPIXは同▲1.0%下落でしたので、新興市場が下げの標的になりました。後に述べますが、本日はもともと場味が悪いなかでアキュセラ(4589)のネガティブ材料が悪いタイミングで出た展開と言えそうです。

続きを読む

マザーズ市場の出来高は12,100万株、売買代金は2,653億円で、ともに前日から増加しました。値上がり銘柄数は13、値下がり銘柄数は210、変わらずは2銘柄でした。

マザーズ御三家は揃って大幅安。バイオ関連の下げが目立つ

マザーズ時価総額トップ3はミクシィ(2121)が同▲5%、そーせいグループ(4565)が同▲17%、CYBERDYNE(7779)が同▲7%といずれも大幅に下がりました。

マザーズでの売買代金上位は、1位がそーせいグループ、2位がHamee(3134)、3位がブランジスタ(6176)でした。

マザーズの上昇率トップは電子基板の外観検査装置メーカーのインスペック(6656)で同+16%上昇、2位がEC関連のHameeで同+10%上昇、3位がソフトウェアテストのSHIFT(3697)で同+5%上昇でした。インスペックとHameeは前日からの流れを引き継いでいます。特にインスペックはストップ高を付けました。

一方、下落率トップはアキュセラで同▲24%下落、2位はオンコリスバイオファーマ(4588)で同▲20%下落、3位はメドレックス(4586)で同▲19%下落でした。いずれもバイオベンチャーで、アキュセラとオンコリスバイオファーマはストップ安になりました。

本日の下げを主導したのはアキュセラでした。寄り前に、大塚製薬との二つの共同開発が解消され定時株主総会の日程を延期する旨の適時開示が出たため、朝から下げました。これが他のバイオ銘柄にマイナスに波及していったと思われます。この日の下げはバイオにとどまらず、時価総額の大きい銘柄を見てもブランジスタ、モルフォ(3653)、フリークアウト(6094)などがストップ安を付けています。

6月15日の着眼点

6月14日のマザーズ指数は1,000ポイントを下回る999.91ポイントで引け、2月以来の上昇トレンドを残念ながら終わらせる結果になりました。

少し長いスパンで見ると2013年から2016年の2月まで、マザーズ指数は650ポイントから1,000ポイントの間のボックス圏で推移してきました。2016年2月にこれを上抜けたのですが、6月14日にそれまでのボックス圏の上限の水準まで戻ってきたわけです。

市場参加者の多くはこの経緯が記憶にあるでしょう。従って1,000ポイントは重要な節目になるはずです。この水準を維持できるか、あるいは下抜けるのか、重要な攻防が始まります。まずはアキュセラを見て狼狽売りが出たその他のバイオ株の落ち着きどころを見極める展開になりそうです。

投信1編集部

投信1編集部は、証券アナリストやファンドマネージャーとして長年の調査経験を持つメンバーで構成されており、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデアをわかりやすくお届けします。