株主が期待する甲子園の“超変革”とは/日経平均は5営業日ぶりに上昇

【今日のニュース解説】2016年6月15日

5営業日ぶりに値上がり

15日の日経平均株価終値は、1万5,919円58銭(前日比+60円58銭)となりました。値上がりは5営業日ぶりです。朝方は、前日からの流れを引き継ぎ、一時100円超下げる場面もありましたが、その後は値下がりした銘柄を買い戻す動きがしだいに広がりました。

東証1部の売買代金は1兆9253億円で、3日連続で活況の目安とされる2兆円を下回りました。

日経平均株価は、“ブレグジット”リスクを回避する動きから、この4日で1,000円近く値を下げました。円相場の上昇が一服したこともあり、ようやく一息ついた格好です。16日には、米国と日本で、相次いで金融政策を決める会合の結果が明らかになります。この決定内容に多くの投資家が注目しています。

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阪急阪神HDの株主が期待する甲子園の“超変革”とは

阪急阪神ホールディングス(9042)=以下、阪急阪神HDは14日、大阪市内で株主総会を開き、この内容が15日の一般紙、スポーツ紙各紙で報じられています。阪急阪神HDはプロ野球・阪神タイガースのオーナー企業。株主総会では、タイガースファンも多く出席し、戦績・選手に関する質問が相次ぎます。そのため、スポーツ新聞もタイガースに関するオーナー企業と株主(ファン)のやり取りに注目し、報道するのです。

出席者3,882名、3時間近くを要した今年の総会でも、阪神タイガースは話題の中心になりました。金本知憲新監督や若手選手の活躍が称賛された一方、フロントや球場設備に関しては辛口の意見が飛び出したようです。特に話題になったのが、ある女性株主の発言です。「甲子園は和式トイレが多く洋式が少ない」と指摘し「トイレを『超変革』してほしい」と金本監督が打ち出したスローガン「超変革」に引っ掛けて要望を述べました。絶妙なコメントに、会場は大盛り上がりだったようです。

阪急阪神HDは、前期(2016年3月期)において、最高益を達成。株主総会では資金の活用策を問われ、角和夫社長が「年間売上高を超える借入金があり、引き続き財務体質の強化を進めていく」と回答しています。阪神百貨店、神戸三宮ビル、宝塚ホテルの建て替えや、東京・六本木でのホテル建設など、阪急阪神HD傘下のグループ企業では大規模なプロジェクトが進捗中です。このような中、果たして甲子園の女子トイレはいつ改修されるのでしょうか。「前向きに検討したい」という経営陣の回答がいつ果たされるのか、そんなことにも注目する人が増えるかもしれません。

まとめ

今日も1日お疲れさまででした。阪急阪神HDの総会には例年4,000人近い株主が出席します。阪神ファンはもちろん、沿線住民も相当数含まれると考えられます。身近な会社を応援する気持ちが質問に反映されているのかもしれませんね。

投信1(トウシンワン)編集部が選んだ今日の注目ニュースを、今後も編集部や個人投資家向け金融経済メディアLongine(ロンジン)のアナリストのコメントとともにお伝えしていきます。読者のみなさまの情報収集の一助になれば幸いです。

投信1編集部

投信1編集部は、証券アナリストやファンドマネージャーとして長年の調査経験を持つメンバーで構成されており、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデアをわかりやすくお届けします。