毎日のランチ代、積み重なるとなかなかの出費になりますよね。節約のために、かなりの頻度で牛丼やうどんのお世話になっている、というサラリーマンの方もいらっしゃるかもしれません。吉野家ホールディングス(9861)の株主優待はこうしたサラリーマンの強い味方になるばかりでなく、家族で楽しめるレストランでも使える優待券です。早速チェックしていきましょう。

吉野家ホールディングスの株主優待とは

吉野家ホールディングスは牛丼の「吉野家」などを運営する企業グループの持株会社です。最近では牛丼だけでなく野菜中心の「ベジ丼」なども話題になりました。同社の企業グループは、持株会社である同社と、吉野家、はなまるうどん(株式会社はなまる)、VOLKS(アークミール)、京樽などを運営する各事業会社で構成されています。

同社の株を購入すると、日本国内の同社グループの店舗で使える「株主様ご優待券(1枚300円分)」がもらえます。100株保有していれば、もらえる優待券の枚数は半期で10枚、年間20枚。その金額的価値は年間6,000円分、優待利回りは4%を超えます。もし吉野家で牛丼並盛(税込380円)を食べるなら15杯分、はなまるうどんのぶっかけ(小、税込300円)なら20杯は優待券でカバーできる計算です。

なお、2016年8月10日現在、最低投資金額は約15万円。権利確定月は2月末、8月末となっています。

株主優待をもらうために気を付けておきたいポイントは?

株主優待をもらうには「株主権利確定日」の株主名簿に載っていなければなりません。ただし、権利確定日に株を購入しても株主優待はもらえないのです。実は、権利確定日の名簿に記載されるためには、株主権利確定日を含め4営業日前の「権利付き最終売買日」までに株式を購入する必要があります。購入を検討される場合は注意したいポイントです。

まとめ

いかがでしたか?吉野家ホールディングスの株主優待は同社のグループ企業が運営するさまざまな飲食店で使えますので、個人でも、家族でも使えるところが魅力的ですね。

一方、株主優待を得るためには、当然ですが株式を買い付けなければいけません。その場合には証券会社に口座を開設する必要があります。

口座開設には一定の時間がかかります。特に吉野家ホールディングスの8月末の権利確定日はまもなく(2016年8月26日が権利付き最終売買日)ですので、今回株を買いたい、株主優待が欲しいと思った方は、今すぐ口座開設をする必要があります。オトクに証券口座開設をしたい人は「証券会社に口座開設する前に知っておきたい3つのポイント」もあわせてご参照ください。

【参考ウェブサイト】

>>株1(カブワン)「吉野家ホールディングス(9861)の株主優待は優待券が年間6,000円分!」
>> 吉野家ホールディングスの株主優待制度

LIMO編集部