新型コロナウイルス感染予防のために、「新しい生活様式」を政府が推奨していることはご存知の通りです。ですが、特に職場での変化には、継続してほしいこと、逆に受け入れたくないことがあるようです。そこで今回は、コロナで変わってよかったことと残念に思うことについて、会社勤めの3人に話を聞いてみました。

会社の会食や宴会がなくなって、とにかくうれしい

「そもそも宴会や飲み会がなくなったし、上司や取引先の誘いなど断りづらい飲み会も『今の時期はちょっと…』というだけで断れるのは最高!」と笑うのは、金融機関で働く20代女性のAさんです。

「うちの会社は古い体質だから若手の女性社員がお酌をしたり、料理を取り分けたりしなければならなかった。お酒も自分のペースで飲めないし、飲まされることもある。異動が多い会社なので歓迎会・送別会が多く、大きな成約が取れると上司に打ち上げだといって連れ出される。そういう半強制的な飲み会がなくなったのもうれしいし、コロナを理由に断りやすくなったのも社交的ではない自分にとってはありがたい」と話します。

「新しい生活様式」に変わって残念に思うことは特に思いつかない、と言うAさん。「正直、インドア派だし在宅勤務になっても気分が暗くなることはない。むしろ通勤時間の短縮になるのでリモートワークを継続したい」と言います。

「強いて言うなら、夏休みに帰省できなかったのは残念。でも、もともとそこまで頻繁に帰省していたわけでもないし、親とはSNSや電話で会話ができるからそこまで寂しいという感じもない」とのことでした。