米景気の先行きを占う8月中古住宅販売。注目すべき点は?

9月22日(木)23:00発表

この記事の読みどころ

  • 米中古住宅販売件数は、景気動向に対して先行性があります。
  • 7月の米中古住宅販売件数は、今年の2月以来のマイナスとなりました。
  • 8月の米中古住宅販売件数の市場予想は+1.1%(前月比)です。
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景気動向に対して先行性がある米中古住宅販売件数

今週は、9月22日(木)23:00に米国の8月中古住宅販売件数が発表されます。

米中古住宅販売件数は、個人消費の先行きを占うことに加え、景気動向に対して先行性があるため、マーケット参加者からの注目度が高い経済指標となっています。

今年の2月以来のマイナスとなった7月の米中古住宅販売件数

前回、7月の米中古住宅販売件数は-3.2%(前月比)と、今年の2月以来のマイナスとなりました。

ただし、中古住宅の価格は+5.3%(前月比)の24万4,100ドル(中央値)となっていることや、販売に対する在庫比率は4.7か月と、全米不動産業協会で供給タイトとされる5.0か月を下回っていることから、依然として、米国の中古住宅販売は好調と言えそうです。

出所:SPEEDAをもとに筆者作成

8月の米中古住宅販売件数の市場予想は+1.1%(前月比)

今回、8月の米中古住宅販売件数の市場予想は+1.1%(前月比)と、前月比でプラスに回復するとマーケット参加者は考えています。

もし、市場予想を上回る内容となった場合、S&P500やNYダウなど各株式指数の支援材料となるでしょう。また、短期的には米不動産関連株も動意づくと考えられます。

【参考情報】米中古住宅販売件数の基礎知識

米中古住宅販売件数については、筆者が以前執筆した記事をご参照ください。

※元データの確認は、全米不動産業協会のウェブサイトをご参照ください。

 

岡野 辰太郎

1976年生。大学在学中、マイクロソフトのインターンシップへ参加。
横浜国立大学大学院卒業後、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社の投資ストラテジストとして、リサーチ業務に従事。
同社退社後、Webサービスの開発・運営を行う株式会社アーブを設立。モノづくりのクラウドファンディング「SpotLight(スポットライト)」を運営中。