3連休が「吉」と出る可能性が高い日本株、為替相場に注意

【株式市場】2016年10月7日

株式市場の振り返り-5日ぶりの反落、雇用統計発表を控えて様子見スタンス強まる

2016年10月7日(金)の主要指標 カッコ内は前日終値比

  • 日経平均株価 16,860円(▲39円、▲0.2%) 5日ぶり反落
  • TOPIX 1,350.6(▲3.3、▲0.3%) 5日ぶり反落
  • 東証マザーズ総合指数 951.4(▲9.7、▲1.0%) 5日ぶり反落

東証1部の出来高は15億1,229万株、売買代金は1兆6,559億円(概算)となりました。3連休前であることに加え、米国の雇用統計発表を控えており、様子見スタンスが強くなった結果、いずれも前日より減少しました。日経平均株価も今年4回目の5連騰はなりませんでした。ただ、株価指数は小幅下落に止まり、尚且つ、主力セクターへの買いが続いていること等から、懸念するような状況ではないと考えられます。

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一方、東証マザーズの出来高は5,968万株、売買代金は1,021億円となりました。いずれも前日より大幅減少となりましたが、売買代金は1,000億円を維持しました。4日続けて1,000億円超は約2ヶ月半振りですが、今年は3月11日~7月19日まで毎日1,000億円超だったことを考えると、大喜びできるような状況ではありません。この2ヶ月半がいかに酷い閑散相場だったかが分かります。また、値嵩株の売買は好調ですが、低位株の売買が今一つなのも気掛かり材料と言えましょう。

小売株の低調が目立つ中、新興市場では串カツ田中が年初来高値を更新

個別銘柄では、ファナック(6954)が大幅続伸となり、コマツ(6301)や日立建機(6305)などの建設機械株も続伸となりました。また、村田製作所(6981)やアルプス電気(6770)などの電子部品株も大きく値を上げ、任天堂(7974)も上昇しています。一方、前日に決算発表を行ったセブン&アイ・ホールディングス(3382)が急落し、ファーストリティリング(9983)など小売株が軒並み値を下げました。ただ、前日に大幅下落だった良品計画(7453)は反発して引けています。

新興市場では、串カツ田中(3547)がザラバで年初来高値を更新するなど急騰しましたが、終値は小幅続伸に止まりました。それでも、串カツ人気は衰えていないようです。他にはドリコム(3793)が値を飛ばしています。一方、株価上昇が続いていたブランジスタ(6176)が急落し、アキュセラ(4589)やGunosy(6047)などが大きく値を下げて終わりました。また、そーせいグループ(4565)やCYBERDYNE(7779)も冴えない動きとなっています。

本日(10月11日)の注目点-雇用統計の影響は限定的、後出しジャンケンの日本株は強含みの展開も

注目されていた9月の米国雇用統計は、極端に悪かったわけではなく、金融市場に与えた影響も限定的だったと見られます。日本の株式市場は、幸か不幸か、月曜日が祭日で休場だったため、各国の市場動向を見極めてからの動きとなります。現時点では、この“後出しジャンケン”のお蔭で、大崩れはしない見込みです。むしろ、円高が進まなかったことから、上昇基調が続く可能性もあります。3連休明けの11日(火)は意外に強含みで推移するかもしれません。

注目セクターは、引き続き決算発表が続く小売セクターを始めとする内需関連ですが、為替影響の大きい外需セクターからも目が離せません。10月下旬の決算発表(3月期)までは、売られ過ぎ感のある銘柄の下値をコツコツ拾うのが得策と考えられます。いずれにせよ、どちらか一方にベットするのは勧められません。不必要に深追いしないことも株式投資では必要不可欠ですし、11日は様子見スタンスでもいいでしょう。

投信1編集部

投信1編集部は、証券アナリストやファンドマネージャーとして長年の調査経験を持つメンバーで構成されており、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデアをわかりやすくお届けします。