任天堂急落と地震発生後の市場下落は決算シーズンの波乱を暗示?

【東京株式市場】2016年10月21日

株式市場の振り返り-日経平均株価の6連騰ならず、地震発生後に大きく下げる

2016年10月21日(金)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 17,184円(▲50円、▲0.3%) 6日ぶり反落
  • TOPIX 1,365.2(▲5.5、▲0.4%) 6日ぶり反落
  • 東証マザーズ総合指数 953.3(▲2.4、▲0.3%) 続落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:723、値下がり銘柄数:1,117、変わらず:145
  • 値上がり業種数:11、値下がり業種数:22

東証1部の出来高は18億2,750万株、売買代金は2兆320億円(概算)となり、ともに前日並みの水準でした。日経平均株価は、取引時間中は前日終値を上回る水準で推移する時間が多く、6連騰が期待されましたが、14時以降に下げに転じて6日ぶりの反落となりました。

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ちょうど下げに転じた頃、鳥取県で震度6弱の大きな地震が発生しており、瞬時にリスク回避の動きが出た可能性もあります。最終的な株価の下げは小幅に止まり、地震の影響も限定的と見られますが、24日(月)から始まる決算発表の波乱を暗示しているかもしれません。

一方、東証マザーズの出来高は5,376万株、売買代金は1,117億円でした。いずれも前日より増加し、売買代金は再び1,000億円超となりましたが、依然として低水準です。また、総合指数も続落となっており、新興市場における買いのテーマ不足は深刻です。何か資金流入のきっかけになるような材料が欲しいところです。

新型ゲーム機が失望を誘った任天堂は急落、新興市場はユーザベースが好発進

個別銘柄では、KDDI(9433)、ファナック(6954)、ソフトバンクグループ(9984)などが下落し、アステラス製薬(4503)や塩野義製薬(4507)などの薬品株も大きく値を下げました。

また、前日夜に新型ゲーム機器の情報を公開した任天堂(7974)が急落し、一時は▲7%超の下落となりました。その他では、良品計画(7453)が大幅下落となり、ソニー(6758)やトヨタ自動車(7203)も冴えない動きで引けています。

一方、前日に決算発表を行った安川電機(6506)は、その内容が予想以上だったこと等から年初来高値を更新し、他の設備投資関連株も大幅上昇が目立ちました。また、建設機械株も好調で、日立建機(6305)も年初来高値を更新しています。

新興市場では、新規上場のユーザベース(3966)が公募価格を大きく上回る初値となり、その後もストップ高水準で推移しました。一方、串カツ田中(3547)が大幅続落となりました。安くて美味しい熱々の串カツ人気も一休みというところでしょうか。

その他では、メディア工房(3815)が連日のストップ高となり、Jストリーム(4308)もザラバでは一時ストップ高を付けています。時価総額の大きい銘柄では、そーせいグループ(4565)は小幅高となりましたが、CYBERDYNE(7779)は値を下げて引けました。

 

投信1編集部

投信1編集部は、証券アナリストやファンドマネージャーとして長年の調査経験を持つメンバーで構成されており、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデアをわかりやすくお届けします。