3か月ぶりの連日大幅安、米大統領選“もしトラ”の懸念拡大で

【東京株式市場】2016年11月4日

株式市場の振り返り-不透明な政治状況や円高進行で大幅続落、日経平均株価は17,000円割れ

2016年11月4日(金)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 16,905円(▲229円、▲1.3%) 大幅続落
  • TOPIX 1,347.0(▲21.4、▲1.6%) 大幅続落
  • 東証マザーズ総合指数 872.2(▲20.3、▲2.3%) 3日続落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:395、値下がり銘柄数:1,512、変わらず:79
  • 値上がり業種数:2、値下がり業種数:31

東証1部の出来高は20億5,681万株、売買代金は2兆3,564億円(概算)となりました。いずれも前日並みの水準ですが、引き続き利益確定売りが優勢になったと考えられます。米国大統領選“もしトラ”の懸念が晴れず、円高が進んだこと等から日経平均株価は大幅続落でした。

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なお、2日続けて▲1%超下落するのは、8月2日~3日以来の約3か月ぶりです。また、終値で17,000円割れは10月19日以来でした。週末に発表された米国雇用統計(10月)に大きなサプライズはなかったようですが、週明け7日(月)も引き続き“もしトラ”の影響が残ると考えられます。

一方、東証マザーズの出来高は3,583万株、売買代金は643億円となり、こちらもほぼ前日並みの水準でした。引き続き厳しい薄商いが続いています。

総合指数も▲2%超の大幅下落となり、3日続落となりました。900ポイント回復が大きく遠のいた感じです。何か資金流入のきっかけになるような材料が欲しいところですが、目立ったIPO案件も少なくなるため、まだ難しい状況が続く可能性が高いようです。

決算発表前のトヨタ自動車が大幅安、新興市場では串カツ田中が3日続伸

個別銘柄では、自動車株と医薬品株に下落が目立ち、トヨタ自動車(7203)、ホンダ(7267)、塩野義製薬(4507)、アステラス製薬(4503)などが大幅安で引けました。また、KDDI(9433)やソフトバンクグループ(9984)も値を下げています。なお、前日に失望内容の決算発表を行った銘柄では、ダイセル(4202)やジャムコ(7408)が暴落しました。

一方、ユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)が大幅上昇となり、日本電産(6594)やローム(6963)も値を上げました。なお、前日に暴落した住友電気工業(5802)は反発となりました。

新興市場では、値下がり銘柄が圧倒的に多い中、串カツ田中(3547)が3日続伸となりました。冬の足音が近づくとともに、安くて美味しい熱々の串カツ人気が再び高まっています。

一方、上場からちょうど2週間が経過したユーザベース(3966)が大幅続落となり、Jストリーム(4308)やGunosy(6047)が急落し、そーせいグループ(4565)とCYBERDYNE(7779)も急落となっています。上昇した銘柄では、ブランジスタ(6176)の急騰が目立ちました。

 

投信1編集部

投信1編集部は、証券アナリストやファンドマネージャーとして長年の調査経験を持つメンバーで構成されており、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデアをわかりやすくお届けします。