株式市場の振り返り-政治リスクが薄れて大幅反発、日経平均株価も17,000円台を回復

2016年11月7日(月)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 17,177円(+271円、+1.6%) 大幅反発
  • TOPIX 1,362.8(+15.7、+1.2%) 大幅反発
  • 東証マザーズ総合指数 880.2(+8.0、+0.9%) 反発

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,489、値下がり銘柄数:423、変わらず:75
  • 値上がり業種数:31、値下がり業種数:2

東証1部の出来高は17億6,163万株、売買代金は1兆9,716億円(概算)となりました。いずれも前日より減少しました。取引開始前にFBIがクリントン氏に対する訴追を否定したと伝えられ、“もしトラ”懸念が大きく後退し、日経平均株価は大幅反発となりました。

1日で17,000円台回復は良いニュースです。しかしながら、出来高が大きく増えることはなく、“もしトラ”懸念が完全に消え去ったわけではなさそうです。投票日まであと1日、まだまだ様子見スタンスが続きそうです。

一方、東証マザーズの出来高は2,987万株、売買代金は669億円となりました。売買代金は若干増加しましたが、売買高が大きく減りました。総合指数の回復も1%未満に止まるなど、引き続き活気がない状況です。

新興市場の場合は、“もしトラ”の影響ではなく、物色テーマの不足に尽きます。何か資金流入のきっかけになるような材料が欲しいところですが、目立ったIPO案件も少なくなるため、まだ難しい状況が続く可能性が高いようです。

好決算発表のスズキが急騰し、ライオンも10年来高値を更新

個別銘柄では、“もしトラ”懸念が後退して円安になったこともあり、ホンダ(7267)など自動車関連株が軒並み上昇し、とりわけ、スズキ(7269)は急騰して年初来高値を更新しました。

その他では、ファーストリテイリング(9983)が大幅高となり、NTTデータ(9613)も大幅上昇となりました。また、業績上方修正を発表したライオン(4912)が値を飛ばし、10年来高値を更新しています。

一方、ソニー(6758)やキヤノン(7751)が値を下げ、武田薬品工業(4502)も下落しました。

新興市場では、フリークアウト(6094)が暴落となり、ストップ安で引けました。また、ブランジスタ(6176)やUMNファーマ(4585)も急落しています。さらに、堅調な株価が続いてきた串カツ田中(3547)も大きく値を下げ、4日ぶりの反落となりました。安くて美味しい熱々の串カツ人気も一休みというところでしょうか。

なお、そーせいグループ(4565)は大幅反発となりましたが、CYBERDYNE(7779)は僅かな反発に止まりました。

 

青山 諭志