JR九州が下落、米大統領選を前に買い材料に乏しい展開

【東京株式市場】2016年11月8日

株式市場の振り返り-米国大統領選の投票前日、様子見スタンスが強まり小動きに

2016年11月8日(火)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 17,171円(▲5円、▲0.03%) ほぼ変わらず
  • TOPIX 1,363.4(+0.6、+0.1%) 僅かながら続伸
  • 東証マザーズ総合指数 875.9(▲4.3、▲0.5%) 小幅反落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:805、値下がり銘柄数:1,055、変わらず:127
  • 値上がり業種数:17、値下がり業種数:16

東証1部の出来高は16億5,971万株、売買代金は1兆7,766億円(概算)となりました。いずれも前日より減少です。米国大統領選の“もしトラ”懸念が大きく後退し、前日のNY市場も大幅高となりましたが、日本株の本格的な買い上げにはつながっていません。日経平均株価もほぼ前日終値並みで終了しました。

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さて、いよいよ米国大統領選も投票日になります。9日(水)の午後には結果が判明すると言われていますが、果たしてどうでしょうか。少なくとも、前場は様子見スタンスが続きそうです。

一方、東証マザーズの出来高は3,865万株、売買代金は625億円となりました。いずれも前日並みです。新興市場の場合は、“もしトラ”の影響が後退した云々ではなく、物色テーマの不足に尽きます。何か資金流入のきっかけになるような材料が欲しいところですが、目立ったIPO案件も少なくなるため、まだ難しい状況が続く可能性が高いようです。

スズキが連日で年初来高値を更新、ソフトバンクグループは堅調に推移

個別銘柄では、前日に決算発表を行ったソフトバンクグループ(9984)が堅調に値を上げ、TDK(6762)やトヨタ自動車(7203)も上昇しました。また、スズキ(7269)が連日で年初来高値を更新し、三越伊勢丹ホールディングス(3099)も大幅上昇となっています。

一方、JR博多駅前で大規模な陥没事故が起きた影響かどうか不明ですが、JR九州(9142)が大きく値を下げました。また、江崎グリコ(2206)やDMG森精機(6141)が急落となり、日本ハム(2282)は年初来高値を更新後に下落して引けています。なお、前日に10年来高値を更新したライオン(4912)は反落でした。

新興市場では、ユーザベース(3966)が大幅高となり、アカツキ(3932)も値を上げました。また、前日に大幅下落となった串カツ田中(3547)も小幅反発となり、安くて美味しい熱々の串カツ人気の根強さを見せました。

なお、そーせいグループ(4565)、CYBERDYNE(7779)はいずれも小幅下落となっています。全体的には静かな値動きに終始したと言えましょう。

 

投信1編集部

投信1編集部は、証券アナリストやファンドマネージャーとして長年の調査経験を持つメンバーで構成されており、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデアをわかりやすくお届けします。