【日経平均株価】いよいよ20,000円突破が見えてきた

【株式テクニカル分析】2016年11月26日

日経平均は7日続伸

2016年11月25日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は、前日より47円81銭高の18,381円22銭となりました。7日続伸です。7日続伸は2015年11月4~12日以来です。取引時間中に一時18,482円まで上昇し、1月4日に付けた終値ベースでの年初来高値(18,450円)を上回りました(1月4日の高値は18,951円)。

背景には、外国為替市場で円相場が急落していることが挙げられます。1ドル=113円台まで円安・ドル高が進み、自動車など輸出関連株を中心に業績改善を期待した買いが進みました。

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トランプ次期米大統領が掲げる政策への期待もあって、米国株高、円安・ドル高が進んでいます。25日には、ダウ平均に加え、ナスダック総合株価指数も一時、過去最高値を上回りました。

米連邦準備理事会(FRB)は23日、11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表しました。利上げについて、多くのメンバーが比較的近い時期に行われることを示唆したことから、12月の次回利上げが行われる可能性が高くなっています。

来週の動きはどうなるでしょうか。25日の東京株式市場では、終値こそ週末を控えた利食いなどによる若干の調整も入りましたが、それでも連騰記録を伸ばしました。

ただ、ここまで急上昇したことから、過熱感があるのも確かです。「トランプ相場」がどこまで続くのか気になるところですが、ひとまず1月に実際に大統領に就任するまではこの流れが継続するのではないでしょうか。

30日には石油輸出国機構(OPEC)の総会が開かれます。減産が実現すれば、原油高となり、米国株の上昇につながります。12月2日には、11月の米雇用統計も発表されます。結果が市場予想を上回るようであれば、さらに米国株高、円安・ドル高の方向へ進んでいくと考えられます。

日本株については、直近の上昇のピッチが大きいことから、今からはなかなか入りづらいところでもありますが、押し目を待ち、好機をとらえたいところです。

目先の節目となる18,000円で上値を抑えられることなくさらに上昇

今週の動きをテクニカル面から見てみましょう。5日移動平均線に下支えされる形で7連騰です。

先週末18日には目先の節目となる18,000円で上値を抑えられるような動きもありましたが、今週初は窓を開けて上昇して始まり、その窓を埋めることなく、陽線引けとなりました。

11日はけっきょく陰線引けとなりましたが、それでも10日の終値を上回りました。25日移動平均線、75日移動平均線も再び超えてきました。

20,000円を視野に、一段上をうかがう動きか

来週の動きはどうなるでしょうか。まず気になるのは、連騰とはいえ、24日、25日のローソクの形が十字線に近くなっていることです。上昇一服といったところです。

30日にOPECの総会、12月2日に雇用統計の発表を控えていることから、来週の週初は様子見になることも考えられます。若干の調整もあるかもしれません。ただ、直近の動きを見ると、利益確定売りが出て値を下げてもすかさず押し目買いが入るような状況です。

下値のめどは、24日の窓埋めであり、5日移動平均にも重なる18,200円前後になるでしょう。ここでサポートされないと、18,000円あたりまで下がることも考えられますが、そこに至る前に反発があるのではないでしょうか。目線はあくまでも上に持ちたいところです。

来週はまず、年初来高値(18,450円)を超えられるか注目したいところです。当日(1月4日)の高値は18,951円でした。このあたりは昨年12月に、もみあったところですが、ここを抜けると20,000円まで節目は少なく、視界が広くなっています。当面は、さらに一段上を探る展開になると考えられます。

下原 一晃

マーケティング会社、リクルートなどを経て、PRプランナー・ライターとして独立。
株式投資、投資信託をはじめとする資産形成や、年金、相続などに関する情報提供を行っている。あわせて、個人投資家がテクニカル理論を身に付けるためのヒントや知識の紹介にも取り組んでいる。
日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)。