上昇相場の疲労感に要注意? 日経平均株価は今年初の7連騰

【東京株式市場】2016年11月25日

株式市場の振り返り-日経平均株価は今年初の7連騰を達成、TOPIXは11連騰に

2016年11月25日(金)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 18,381円(+47円、+0.3%) 7日続伸
  • TOPIX 1,464.5(+4.5、+0.3%) 11日続伸
  • 東証マザーズ総合指数 911.6(▲12.4、▲1.4%) 続落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,030、値下がり銘柄数:835、変わらず:124
  • 値上がり業種数:22、値下がり業種数:11

東証1部の出来高は24億9,278万株、売買代金は2兆7,225億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。為替相場が113円/ドルを超える円安になったこと等を背景に輸出株が買われ、日経平均株価は今年初の7連騰を達成しました。

TOPIXもついに11連騰です。トランプ相場は止まるところを知らないようにも見えます。しかし、25日は取引時間中に一時マイナスに転じる等、連騰による疲労感も出始めてきました。

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今回は出来高を伴った上昇であるため、急落局面はないかと思われますが、週明け28日(月)は程よい調整が起きても不思議ではないと考えられます。むしろ、一休みしたいと考えている投資家も多いのではないでしょうか。

一方、東証マザーズの出来高は4,309万株、売買代金680億円となりました。いずれも前日より大幅減少です。総合指数も▲1%超の下落となる続落でした。

新興市場は、為替相場の円安進行によるメリットが小さいため、どうしても大型株に資金が流れます。もう自律反発局面や、大型株市場の調整局面を待つしかないのでしょうか。起死回生となる物色テーマの登場が待たれます。

コマツと日立建機が連日の高値更新、銀行株と不動産は大幅下落に

個別銘柄では、円安進行を背景に、マツダ(7261)、富士重工(7270)、トヨタ自動車(7203)などが大幅上昇となり、デンソー(6902)など自動車部品株も値を上げました。

また、コマツ(6301)と日立建機(6305)が揃って連日の年初来高値更新となり、キーエンス(6861)も高値を付けました。さらに、TDK(6762)やローム(6963)も年初来高値を更新し、小売株の中ではドンキホーテホールディングス(7532)が健闘し、年初来高値を付けています。

一方、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)など銀行株が大幅下落となり、三井不動産(8801)など不動産株も大きく値を下げました。また、ソフトバンクグループ(9984)も大幅下落となったのが目立っています。

新興市場では、串カツ田中(3547)が大幅下落となり、これで5日続落となりました。上場以来続いていた安くて美味しい熱々の串カツ人気も終焉を迎えているのかもしれません。また、ユーザベース(3966)も大幅下落となり、グリーンペプタイド(4594)は急落となりました。

なお、時価総額の大きい銘柄では、そーせいグループ(4565)、CYBERDYNE(7779)はいずれも続落となって引けています。

 

投信1編集部

投信1編集部は、証券アナリストやファンドマネージャーとして長年の調査経験を持つメンバーで構成されており、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデアをわかりやすくお届けします。