【トランプ経済学】活気づいた株式市場で年末にしっかりと利益を出す方法

いよいよ12月に入り、何かと気ぜわしい時期になりました。年末なのに株式市場が活気づいたので、資産運用をどうしようかとお考えの方も多いでしょう。また、証券口座をお持ちでない方にも株式投資に挑戦してみたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、トランプ相場と言われる株式市場で今何が起こっているのか、また、2017年にかけてどのように行動すればよいか、個人投資家向け金融経済メディアLongine(ロンジン)編集部に聞きました。

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活気づいた2016年の株式市場をどう見るのか

――株式市場が活気づいています。これをどのように見ていますか。

Longine編集部(以下、Longine):トランプ氏が次期大統領に決定して以降、円安や金利上昇見通しなども手伝い、金融や輸出関連産業、設備投資関連銘柄が大きく上昇しました。結果、日経平均株価も1万8,000円を超えてきました。2016年を通じてじっと我慢してきた投資家はホッとする年末を迎えられそうです。

次に注目するべきは、今月19,20日に開催される日銀の金融政策決定会合でしょうか。クリスマス前に何か資本市場にインパクトを与えるアクションを取ることはないだろうと思いますが、商いが薄くなっているという前提で資本市場のサプライズを狙ってくるという可能性も否定できません。

――そうした中で年末までにどのような運用をすればよいでしょうか。

Longine:年末までというのははちょっと短期的な見方ですが、「上げ相場」について行くという前提であれば、これまでの流れに逆らわず、景気敏感株を中心に仕込んでいくのは十分検討に値します。

需給バランスなどを背景に原油価格も大きく反発していますので、資源や化学セクターの銘柄には注目をしてもよいと思います。Longineの化学アナリストも設備投資のサイクルから大手化学メーカーに注目していますし、引き続き米国で事業が堅調な自動車メーカーなどの輸出関連企業も自動車アナリストは注目しています。

また、3月は多くの企業が決算期となるため、配当や株主優待も含めて投資先を検討してみたいですね。配当利回りが2〜3%の銘柄もごろごろしています。ご興味があれば、以下のLongineのレポートを参照ください。

仮に超過収益が取れたとすれば、年末に一旦利益を確定するのも選択肢の一つです。ただし、回転売買をすると手数料もかさみますので、3月末までは持てるような銘柄を仕込んでおきたいものです。

>>【参考】Longine推奨銘柄の配当利回りと株主優待まとめ(2016年11月25日終値)

2017年の経済イベントと投資テーマ

――2017年についてはどのようにすればよいでしょうか。

Longine:2017年はあまり大きな政治・経済分野でのイベントがありません。こういう時は人の目が様々な分野に分散してしまい、ちょっとしたことでも株価が大きく動きやすいので注意が必要です。

特に2017年1月末から2月までの第3四半期決算、4月末から5月の本決算期は実績および業績見通しで大きく株価が変動することが予想されます。特に、現在円安に振れている為替レートがどの前提に落ち着くかという点も株価を左右するでしょう。

現在はトランプ相場でトップダウンでのセクターアロケーション(業種選別)がなされている印象がありますが、しばらくすればテーマ投資中心の相場に戻っていくような気もします。その際に、どのようなテーマが注目されるのか、今から準備をしてどのような銘柄が該当するのかを考えておくのが年末の宿題になりそうです。

――ありがとうございました。

>>【参考】2016年株式市場振り返りと2017年のイベントに見る株式市場の投資テーマ

 

投信1編集部

投信1編集部は、証券アナリストやファンドマネージャーとして長年の調査経験を持つメンバーで構成されており、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデアをわかりやすくお届けします。