任天堂など大幅上昇の一方で、“燃え尽き症候群”銘柄も

【東京株式市場】2016年12月9日

株式市場の振り返り-日経平均株価は4日続伸、一時19,000円台を付ける高値更新

2016年12月9日(金)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 18,996円(+230円、+1.2%) 4日続伸
  • TOPIX 1,525.3(+12.6、+0.8%) 4日続伸
  • 東証マザーズ総合指数 904.9(+16.4、+1.9%) 7日ぶり反発

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,250、値下がり銘柄数:606、変わらず:137
  • 値上がり業種数:31、値下がり業種数:2

東証1部の出来高は31億3,196万株、売買代金は3兆9,249億円(概算)となりました。いずれも前日から大幅増加となっていますが、メジャーSQ算出に伴う売買が含まれているため、実質的には横這い程度、もしくは若干の減少だったかもしれません。

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ただ、メジャーSQ算出を終えた朝方以降も、買い意欲は強いようで、日経平均株価は一時19,000円台を付けるなど4日続伸となり、年初来高値更新となりました。同じく4日続伸となったTOPIXも年初来高値更新に近づいています。

為替相場が115円/ドル超の円安になったことなどから、週明け12日(月)も上昇が期待できましょう。ただ、13~14日に予定されているFOMCの結果次第では、材料出尽くしによる調整があるかもしれません。

また、海外投資家の参加者が減るために商いが薄くなり、値動きがやや荒くなる可能性もあるでしょう。こうした点には注意が必要となります。

東証マザーズは7日ぶりの反発となるも力不足感が漂う

一方、東証マザーズの出来高は6,075万株、売買代金947億円となりました。いずれも前日より増加しています。総合指数も7日ぶりの反発となり、900ポイントを回復しましたが、力不足の感は否めません。

新興市場は期待されたIPO銘柄(自動運転技術のZMP)の上場延期が発表されるなど、明るい材料がほとんど見当たりません。年内にでも、個人投資家の買い意欲を誘う物色テーマの登場が待たれるところです。

ファナックなど高値更新銘柄が相次ぐ中、信越化学など上昇疲れの銘柄も散見

個別銘柄では、ファーストリテイリング(9983)とファナック(6954)がともに急騰して年初来高値を更新し、日経平均株価の上昇に寄与しました。

また、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)や野村ホールディングス(8604)などの金融株に加え、三菱電機(6503)やパナソニック(6752)など電機株も高値を付けています。さらに、任天堂(7974)が大きく値を上げ、エーザイ(4523)も値を飛ばしました。

一方、ローソン(2651)やユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)が値を下げ、信越化学工業(4063)も高値更新後に下落に転じて終わりました。また、東京電力ホールディングス(9501)、三井不動産(8801)、日本電産(6594)も冴えない値動きとなるなど、いたるところで“上昇疲れ”や“高値達成後の脱力感”が見られています。

新興市場では、そーせいグループ(4565)が久々に急騰し、ヘリオス(4593)も値を飛ばしました。一方、前日にストップ高となったドリコム(3793)が急落しています。また、串カツ田中(3547)は小幅反発となりました。9日はボーナスが支給された企業も多かったようですが、串カツ田中の店舗も相応に賑わったのでしょうか。

なお、時価総額の大きい銘柄では、CYBERDYNE(7779)が小幅上昇となり、ミクシィ(2121)も値を上げて引けました。

 

投信1編集部

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投信1編集部は、証券アナリストやファンドマネージャーとして長年の調査経験を持つメンバーで構成されており、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデアをわかりやすくお届けします。