日経平均9連騰でも主力銘柄に相次ぐピークアウト感は要注意

【東京株式市場】2016年12月16日

株式市場の振り返り-日経平均株価は9連騰、TOPIXとともに高値更新が続く

2016年12月16日(金)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 19,401円(+127円、+0.7%) 9日続伸
  • TOPIX 1,550.6(+7.9、+0.5%) 続伸
  • 東証マザーズ総合指数 927.0(▲4.0、▲0.4%) 3日続落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,208、値下がり銘柄数:656、変わらず:134
  • 値上がり業種数:29、値下がり業種数:4

東証1部の出来高は23億1,008万株、売買代金は2兆9,082億円(概算)となり、いずれもほぼ前日並みでした。通常、12月半ばになると商いが細ってくる傾向がありますが、今年はまだ高水準を維持しているようです。これもトランプ相場の効果でしょうか。

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日経平均株価は年初来高値を更新する9日続伸となり、19,500円台超えも視野に入ってきました。週明け以降も、昨年5月15日~6月1日に記録した12連騰にどこまで近づくか注目されましょう。また、TOPIXも年初来高値を更新して続伸となっています。

しかし、喜んでばかりもいられません。今週から多くの外国人投資家がクリスマス休暇を取るため、市場参加者が少なくなります。ここ1か月半の急ピッチな相場上昇を勘案すると、休暇前に一旦利益確定売りに走る投資家が増えても不思議ではありません。実際、トランプ相場で高値更新が続いた一部の主力株には、既にピークアウト感が出始めています。

19~20日には日銀金融政策決定会合が行われますが、その結果次第では完全な“材料出尽くし”となる可能性は否めません。過去に何度となく利益確定タイミングを逃した方々は「覆水盆に返らず」という諺を噛みしめたいものです。

東証マザーズ総合指数は見せ場なく3日続落

東証マザーズの出来高は6,166万株、売買代金1,232億円となりました。売買高は前日より若干増加した程度でしたが、売買代金は12月1日以来の高水準となる大幅増加でした。

しかし、それでも、新興市場が盛り上がっていた今年4月頃に比べると、商いはまだ半分程度の水準に止まっています。新興市場を盛り上げる物色テーマの登場が待たれます。なお、総合指数は3日続落となり、冴えない値動きが続いています。

任天堂とDeNAが急落、ハイテク株は高値更新と下落の二極化が鮮明に

個別銘柄では、東京エレクトロン(8035)が大幅上昇となり年初来高値を更新し、京セラ(6971)、日東電工(6988)、三菱電機(6503)なども高値を付けました。また、銀行株が値を上げ、りそなホールディングス(8308)も高値更新となっています。その他では、電通(4324)が久々に急騰し、SMC(6273)も大きく値を上げました。

一方、任天堂(7974)が大幅下落し、DeNA(2432)も再び急落となりました。また、ソニー(6758)、東芝(6502)、パナソニック(6752)などが下落し、トヨタ自動車(7203)も安く引けています。さらに、良品計画(7453)が大きく値を下げ、ソフトバンクグループ(9984)も下落して引けました。

新興市場では、そーせいグループ(4565)が大幅下落となりましたが、前日ストップ高だった窪田製薬ホールディングス(4596)が連日の急騰となりました。

また、アカツキ(3932)が値を飛ばしてストップ高となり、Gunosy(6047)も急騰しています。なお、忘年会がピークを迎えつつある中、串カツ田中(3547)は続落となりました。

 

投信1編集部

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