• レストランや居酒屋を展開する「クリエイト・レストランツ・ホールディングス(3387)」/48円→1,007円(21.0倍)
  • 医療機器商社「日本ライフライン (7575)」/136円→2,585円(19.0倍)
  • 不動産情報検索サイトの「ネクスト (2120)」/48円→801円(16.7倍)
  • 人材紹介の「ジェイエイシーリクルートメント (2124)」/79円→1,315円(16.6倍)
  • 建築・測量土木CADの「福井コンピュータホールディングス(9790)」/168円→2,569円(15.3倍)
  • 医療用データ管理システムなどの「ファインデックス(3649)」/64円→902円(14.1倍)
  • 介護・医療業界の人材紹介「エス・エム・エス (2175)」/203円→2,858円(14.1倍)
  • 企業間電子商取引プラットフォームの「インフォマート (2492)」/92円→1,164円(12.7倍)
  • 工場・工事用資材のネット通販「MonotaRO(3064)」/193円→2,443円(12.6倍)
  • 「サンフロンティア不動産 (8934)」/85円→983円(11.6倍)
  • ドラッグストア「薬王堂(3385)」/200円→2,214円(11.1倍)
  • 臨床試験受託の「リニカル (2183)」/124円→1,309円(10.6倍)

有名企業の中にも「テンバガー」が存在します。スバルの「富士重工業(7270)」は、435円→4,645円と10.7倍です。

注:いずれもカッコ内は証券コード、矢印の前の金額は2011年11月末の終値、後は16年11月末の終値

「テンバガー」はアーリーステージ狙いのほうが当たりやすい?

「テンバガー」銘柄を発掘するにはどうすればよいのでしょうか。やはり、値ごろなものを選ぶのが一つの方法でしょう。

東証1部の単純株価平均は約2,597円(16年11月末時点)です。これが10倍になることはなかなか難しいでしょう。日経平均が5年後に19万円になるのも現実的ではありません。

上記の「テンバガー」銘柄を見ると、いずれも5年前の株価は、数十円~200円程度と割安です。

スマホゲームの「ガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)」の株価は、2011年11月に20円でした。それが13年5月末には1,300円と、65倍になりました。16年11月末には254円と、その勢いも失速した印象がありますが、それでも、20円で買っていれば「テンバガー」です。

「あのときヤフーやファーストリテイリングに投資していれば、今ごろは……」といった話もよく聞きます。新興市場も含め、アーリーステージのきらりと光る企業を見つけることが「テンバガー」への近道かもしれません。

 

下原 一晃