第1期分譲の坪単価は、なんと250万円台からでした。全体の平均でも300万円前後ですので、周辺のタワマンが坪400万円近くであることを考えれば、それより2割ほど安いということになります。

これは23区内の物件としては異例の安さで、この坪300万円という分譲単価を中央区以外で比較すると、江戸川区の西葛西や吉祥寺界隈の分譲単価に匹敵します。

間取りも平均約85平米と広く、緑も多く、銀座まで目と鼻の先の好立地ということもあり、第1期分の申し込みでは2~3倍の倍率が当たり前になっていたようです。

現在はパラリンピックの選手村として利用されていますが、実はまだ完成したわけではなく、70%程度の出来で、躯体自体は完成しているものの、簡易的な内装を施した仮仕様の状態になっています。

オリンピック・パラリンピックの後に残りの工事を行い、引渡しは2024年の3月予定ということです。

以上が晴海フラッグの簡単な概要です。

それにしても、なぜほとんど完成しているにも関わらず、引き渡しに2年半もかかるのか? ちょっと謎ですよね。

私の予想では、商業施設や交通インフラが整ってからでないと生活ができないという点と、残りの80%の区画を販売しない限り販売代金を回収できない上に、ゼネコンからの引き渡しも受けられないという点が大きな理由として挙げられると思います。

また、マーケットの状況を見ながら少しでも高く売りたいという目論見もあるでしょう。

晴海フラッグのメリット

次に、晴海フラッグのメリットについて見ていきましょう。

メリット1:東京都中央区に家が持てる

東京都中央区という都心のど真ん中に位置し、銀座まで車で10分という好立地が売りです。

メリット2:坪単価300万円、周辺相場より2割以上も安い

上記のように、第1期は坪250万円台~という価格帯で、全体の平均でも300万円前後でした。この分譲単価は異例の安さで、中央区でこの価格帯で分譲されることは、恐らく今後二度とないでしょう。

メリット3:部屋の広さが平均85平米と広い

これから新築されるタワー棟を除くと、部屋の広さは平均85平米となっています。晴海界隈のマンション群では最も広いプロジェクトということになります。

メリット4:緑が多く、景色も最高

晴海フラッグは各棟の空地率(※)が50%以上と広く、緑が多くて開放的な空間なのが特徴です。恐らく都心に住んでいることを忘れるくらいの開放感を感じるのではないでしょうか。また、東京湾からの景色や夜景は、毎日湾岸デートを楽しんでいるかのような感覚に陥るかもしれません。

※空地率:マンションの敷地に対して建物が建っていない空地が占める割合。