東芝の暴落による暗い影ー銀行株の小幅反発も帳消しに

【東京株式市場】2016年12月27日

株式市場の振り返り-日経平均株価は小幅上昇、TOPIXは約3か月半ぶりの4日続落

2016年12月27日(火)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 19,403円(+6円、+0.03%) 4日ぶり反発
  • TOPIX 1,536.2(▲1.9、▲0.1%)  4日続落
  • 東証マザーズ総合指数 927.1(+6.6、+0.7%)  続伸

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:781、値下がり銘柄数:1,076、変わらず:149
  • 値上がり業種数:18、値下がり業種数:15

東証1部の出来高は17億4,965万株、売買代金は1兆8,354億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。しかし、年末特有の薄商いとは言え、売買代金は2日連続で2兆円を割り込んでいます。

そのような中、日経平均株価は買いが優勢となり、一時は再び19,500円を伺う水準まで上昇しましたが、最後は失速して小幅高に止まりました。2016年の取引も残り3日間ですが、最後に“掉尾の一振”があるかどうかが注目です。

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一方、TOPIXも同じような動きでしたが、小幅安ながら4日続落となりました。TOPIXが4日続落となるのは、9月7日~15日にかけて記録した7日続落以来、約3か月半ぶりのことです。

東証マザーズ総合指数は続伸、900ポイント割れの危機は遠のいた印象

東証マザーズの出来高は5,350万株、売買代金914億円となり、ほぼ前日並みとなりました。今年最後の週を迎えても、新興市場では個人投資家のリスクオンモードはまだ遠いようです。

総合指数は続伸となったものの、力強さに欠けています。早期に新興市場を盛り上げる物色テーマの登場が待たれますが、年内は難しいかもしれません。

日立建機は4日連続の高値更新はならず、東芝が一時▲15%超の暴落に

個別銘柄では、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)など銀行株が小幅反発となりました。また、しまむら(8227)が大幅高となり、ニトリホールディングス(9843)や花王(4452)も値を上げています。

なお、ハイテク株では、アドバンテスト(6857)と東京エレクトロン(8035)の半導体製造装置メーカーが再び年初来高値を更新しました。

一方、原発事業の巨額損失報道が流れた東芝(6502)が一時▲15%超の暴落となり、株式市場に暗い影を落としました。また、三菱地所(8802)や住友不動産(8830)など不動産株も値を下げて引けています。

なお、3日連続で高値更新だった日立建機(6305)は反落になりました。

新興市場では、窪田製薬ホールディングス(4596)が値を飛ばし、串カツ田中(3547)も久しぶりの急騰になりました。串カツ人気の復活なのでしょうか。

一方、アカツキ(3932)が値を下げ、ブランジスタ(6176)も冴えない値動きに終始しました。年末を迎えて、新興市場は静かな値動きに終わったと言えます。

 

投信1編集部

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