【コト消費】短い年末年始に垣間見えたモノ消費からのシフト

モノ余りの中、小売業はどうすべきか

短い2017年の年始休み

2017年の年始は実に短く慌ただしく終わりました。

筆者は12月30日から1月3日まで、毎日電車で片道1時間以上かかる距離の親戚を回りました。

例年ですと、元日は初詣や七福神めぐり、2日は親戚回りと初売り、3日は親戚回りという感じなのですが、年々親戚と顔を合わせる時間が少なくなるため、このところ年始に集中して回ることにしています。今年は4日に仕事が始まりますから、元旦から前倒しで親戚回りをすることにしました。そのため、百貨店めぐりは3日になりました。

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実は2016年の正月も4日が仕事始めでしたので条件は同じなのですが、今年のほうが昨年より慌ただしく感じました。皆さんはいかがでしたか。

年始の百貨店は例年より静かな印象

筆者は都内の某有名百貨店に必ず正月に出かけます。今年も朝から出かけてみましたが、正直な印象としていつもより少し空いている印象でした。2日か3日かの違いもあるかもしれませんので杞憂であってほしいのですが、年始の売り場の活気が今年はそれほど強くは感じられません。報道によれば初売り初日は昨年よりも良かったとのことですので、筆者の印象が正しいのかどうか、1月の月次販売動向のデータをじっくり精査してみたいと思いました。

映画のレイトショーは混んでいた

2日に親戚の集まりの後、夜9時から始まる「君の名は」のレイトショーに行ってみました。筆者はこれが2度目になりますが、1回目だけでは細かい点を見落としてしまいストーリーを十二分に理解できなかったのです。昼頃に予約状況を見ると空いており、「さすがにこのヒット映画も正月のレイトショーはガラガラだろう」と予約を見送りました。

しかし、夜7時くらいに改めてサイトを見て後悔しました。見やすい席はほぼ予約されていたからです。映画が始まる時点では、どうでしょうか、6~7割ぐらいの席は埋まっていたのではないかと思います。

三越伊勢丹、正月三が日休業検討へ

2016年1月3日付の朝日新聞は、三越伊勢丹ホールディングスが「2018年から主要店舗で正月三が日は休業し、4日からの営業とすることを検討する」と報じています。従業員にしっかり休暇を取らせて、サービス向上につなげる意向ということです。

このニュース、筆者はなるほどと感じました。ひょっとすると三が日だけの収益性を考えるとあまり割が良くないのかもしれません。しかも消費者はモノよりコトに消費をシフトしている模様です。一度実験的に三が日をお休みにするのは、十分検討に値する案なのではないでしょうか。

2017年は1月2日の年賀状の配達が、年賀状の減少と人件費の増加から中止されました。若い方々が初売りについてそれほど熱くないところを見ると、百貨店の初売りの成果が年賀状数と連動していても不思議はありません。

筆者個人としては、1月2日は原則ロボットが接客する、というのも悪くないと思います。そんなチャレンジをする小売店舗に期待したいと思います。

 

投信1編集部

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投信1編集部は、証券アナリストやファンドマネージャーとして長年の調査経験を持つメンバーで構成されており、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデアをわかりやすくお届けします。