【2017年経済予測】アナリストが予測!産業動向から見る景気の行方

年初の株式市場は好調なスタートを切りましたが、2017年はどのような年になるでしょうか。今回は、個人投資家のための金融経済メディアLongine(ロンジン)編集部とともに、アナリストが2017年について予測した記事をもとに考えてみたいと思います。

アナリストは2017年の景気についてどのように見ているのか

Longineの化学セクター担当のアナリストは、設備投資サイクルと株価の関係について注意深く見守っています。過去にも信越化学工業(4063)の設備投資サイクルと株価動向をピタリと当てました。

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2017年の見方に関しては、次のようにコメントしています。

「過去数十年にわたって検証してきた”世界の石油化学サイクル”から判断すると、前回ピークの2010年後半から8年後の2018年前半辺りでサイクルのピークを記録する可能性が高いと考える」

つまり、2018年までを上り坂と捉え、2017年はその途中と見ています。

なお、石油化学サイクルのピークというのは、グローバルで化学プラントの稼働率が高まり、値上げが実現し、メーカーの利益が最大化されるタイミングのことを指しています。

>>【参考】2016年重大ニュース振り返りと2017年予測(化学セクター編)

一方、Longineの電機セクター担当のアナリストは「(2017年)前半好調、後半失速」とコメントしています。

その理由は、「年前半はファンダメンタルズの穏やかな回復(プラス成長)が続く可能性が高いと考えられること、また、円安の進展により企業業績の上方修正(コンセンサス予想の切り上がり)が予想されるため」とのことです。

>>【参考】2016年重大ニュース振り返りと2017年予測(電機セクター編)

では、日銀なども注目する国内の物価動向について、小売りセクター担当アナリストはどのように見ているのでしょうか。

「円安と原油価格の持ち直しを受けて、向こう半年から1年の間は物価がじわじわと上昇する可能性が高い。賃金は企業業績の改善を受けて上昇する傾向があるため、どうしても物価上昇の後追いになりがちだ。このような環境では、よほどの株高で資産効果がない限り消費は縮小する」

このように、GDPの60%程度を占める国内消費ついては強気ではないようです。

>>【参考】2016年重大ニュース振り返りと2017年予測(小売セクター編)

まとめ

2017年を通じての見方には産業ごとにばらつきがあります。ただ、上記の3人に共通するのは、前半はそれほど大崩れしないという点です。

また、化学や電機セクターといった景気敏感・輸出関連銘柄に注目が集まる展開はしばらく続きそうです。Longineアナリストが注目する銘柄についてさらに詳しくお知りになりたい方は、以下のリンクもご参照ください。

>>【参考】Longine推奨銘柄の配当利回りと株主優待まとめ(2016年12月30日終値)

今年もどうぞよろしくお願いします。

 

投信1編集部

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投信1編集部は、証券アナリストやファンドマネージャーとして長年の調査経験を持つメンバーで構成されており、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデアをわかりやすくお届けします。