【お得の経済学】配当利回りが高いだけではない化学セクター、テーマ目白押し

米国の株式市場はナスダックを中心にハイテク株が好調です。日経平均株価も2万円台に近づいていますが、今後の日本株はどうなるのでしょうか。今回は株式市場の気になる動きを見ていきましょう。

高配当銘柄に注目

今後株価が上昇し続けるのか気になるところですが、その一方で賢い投資家は少しずつ配当利回りの高い銘柄にシフトしつつあります。

その流れを察知したかのように、日経も日経平均で高配当の銘柄を集めた「日経平均高配当株50指数」の公表を2017年1月10日から始めました。同指数の予想配当利回りは3%程度のようです。マイナス金利下では魅力的な水準ですね。

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ただ、配当利回りにばかりに気をとられていて株価そのものが下落してしまい、全体で見るとあまり儲からなかったなぁ、なんてことはないでしょうか。配当利回りだけではなく、その企業の業績が伸びていくか、株価評価(バリュエーション)が割安かどうかも重要なポイントです。

化学セクターは配当利回りに加え投資テーマが充実

業績が伸びるかどうかについては、ビジネスモデルがしっかりしているか、また新規事業機会があるかどうかを見ることが重要です。この観点から、意外かもしれませんが、化学セクター(産業)の銘柄が面白いことになっています。

テクノロジーセクター、ハイテクセクターの中でも日本の企業は材料に強いということは以前から良く知られていますが、技術革新が次々と起こる時代です。ネタにはこと欠きません。

個人投資家のための金融経済メディアLongine(ロンジン)の化学アナリストが指摘するように、好調な3次元構造のNANDフラッシュメモリ向け半導体材料、米国CESでも話題になった有機ELパネル向けディスプレー材料など、日本の化学メーカーが提供する材料も多いのです。

>>【参考】2016年のアナリストによる反省と次の投資戦略(化学セクター編)

そうした化学メーカーの配当利回りは3%まではいかないものの、2%台の銘柄もいくつかありますし、何よりも株価評価が割安な銘柄が多いのです。地味なセクターですが、みんなの知らない面白い企業をぜひ発掘したいものですね。

業績見通しや株価評価は証券アナリストの仕事ですが、配当利回りも実は業績見通しがあってのものと言えます。

>>【参考】Longine推奨銘柄の配当利回りと株主優待まとめ(2017年1月6日終値)

今年はこうした配当利回りが高く、業績に関係するテーマが存在する銘柄にアクセスしてみてはいかがでしょうか。

 

投信1編集部

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投信1編集部は、証券アナリストやファンドマネージャーとして長年の調査経験を持つメンバーで構成されており、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデアをわかりやすくお届けします。