トランプ会見で医薬株総崩れ、一方ソニーは連日の高値更新!

【東京株式市場】2017年1月12日

株式市場の振り返り-トランプ会見を受けて反落、大発会の大幅上昇分はほぼ消失

2017年1月12日(木)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 19,134円(▲229円、▲1.2%) 反落
  • TOPIX 1,535.4(▲14.9、▲1.0%)  反落
  • 東証マザーズ総合指数 962.5(▲12.8、▲1.3%)  続落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:327、値下がり銘柄数:1,600、変わらず:77
  • 値上がり業種数:2、値下がり業種数:31

東証1部の出来高は20億700万株、売買代金は2兆3,761億円(概算)となり、いずれも前日より増加となりました。この時期の商いとしては決して悪い水準ではありません。

11日(日本時間12日午前)に行われたトランプ次期大統領の会見を受け、NY市場は上昇したものの、大幅な円高進行となったこと等から東京市場は下落しました。日経平均株価も安く始まり、一時は▲300円に迫る下落となりましたが、最後はやや戻して引けています。

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しかし、大発会の大幅高で始まった2017年の株式相場でしたが、12日の下落によって年明け以降の上昇分はほぼ帳消しとなりました(大納会の終値19,114円)。なお、TOPIXも同じような値動きとなり、反落で引けています。

気になるのは為替の動きです。12日は一時114円台半ばまで円高が進みましたが、週末13日(金)にもう一段の円高となるのか注目されます。

東証マザーズ総合指数は続落、1,000ポイントの大台回復がやや遠のく

東証マザーズの出来高は6,434万株、売買代金819億円となりました。前日に続き、出来高は増加しましたが、逆に売買代金は減っています。

総合指数も続落となり、1,000ポイントの大台回復がやや遠のいた印象があります。個人投資家がリスクオンモードになるには、まだ時間を要すると見られますが、早期に有望な物色テーマが登場することが期待されます。

トランプ会見を受けて医薬品株が総崩れ、一方でソニーが連日の高値更新

個別銘柄では、薬価高騰を指摘したトランプ会見を受けて、アステラス製薬(4503)や塩野義製薬(4507)が急落するなど、薬品株が軒並み大幅安となりました。

また、ユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)の急落など、小売セクターにも大きく値を下げたものが目立っています。その他では東芝(6502)も急落し、りそなホールディングス(8308)も大幅下落で引けました。

一方、ソニー(6758)が連日で年初来高値を更新し、三菱電機(6503)やパナソニック(6752)も値を上げました。また、終値では下落となったものの、信越化学工業(4063)も一時高値を付けるなど堅調に推移しました。

新興市場では、UMNファーマ(4585)が暴落して連日のストップ安となり、そーせいグループ(4565)や窪田製薬ホールディングス(4596)も下落するなど、新興市場の医療バイオ関連銘柄もトランプ会見の影響を受けました。

一方、アスカネット(2438)が値を飛ばしてストップ高になり、グローバルウェイ(3936)も急騰しています。なお、串カツ田中(3547)は続落で引けました。

 

投信1編集部

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