株式市場の振り返り-日経平均株価は大幅反発、終値で3日ぶりに19,000円台を回復

2017年1月25日(水)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 19,057円(+269円、+1.4%) 大幅反発
  • TOPIX 1,521.5(+15.2、+1.0%)  反発
  • 東証マザーズ総合指数 993.0(+13.9、+1.4%)  4日続伸

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,529、値下がり銘柄数:385、変わらず:88
  • 値上がり業種数:30、値下がり業種数:3

東証1部の出来高は19億3,434万株、売買代金は2兆2,344億円(概算)となり、ほぼ前日並みの商いでした。ただ、低位株の取引が増えた影響で、売買代金はやや伸び悩んだ印象があります。

そうした中、NY市場の上昇や114円/ドル台を伺う円安進行等により、日経平均株価は寄り付きから大幅高となりました。前場には一時+345円高となる場面もありましたが、その後は警戒感などから売りに押された形です。それでも、終値では3日ぶりに19,000円台を回復して引けました。

一度は遠のいた20,000円を再び目指す動きに入ったのか、26日(木)以降の相場動向に注目が集まるでしょう。なお、TOPIXも同じような値動きでしたが、日経平均より上昇率がやや小さくなっています。

東証マザーズ総合指数はほぼ2か月半ぶりの4日続伸、主力銘柄に買戻しの動き

東証マザーズの出来高は7,468万株、売買代金996億円となり、いずれも前日より増加しました。特に、売買代金は1,000億円にあとわずかというところでした。

そうした状況の中、総合指数は大幅高となり、4日続伸となっています。総合指数の4連騰は、昨年11月14日~17日以来です。特に目立った材料が出たわけではありませんが、主力株を中心に買い戻しが出たと考えられます。

ソフトバンクGが急騰して高値を更新、上方修正の日本電産は売りに押される

個別銘柄では、トランプ銘柄の1つであるソフトバンクグループ(9984)が急騰して年初来高値を更新しました。

また、ファナック(6954)、ダイキン工業(6367)、信越化学工業(4063)などの主力株も大きく値を上げて、いずれも高値を付けています。ハイテク株では三菱電機(6503)やアドバンテスト(6857)も高値を更新し、TDK(6762)も急騰して引けました。さらに、機械株ではSMC(6273)も急騰しました。

一方、前日に決算発表を行った日本電産(6594)は終日安く推移し、反落となりました。また、しまむら(8227)や三菱地所(8802)が下落し、東芝(6502)も冴えない値動きに終始しています。

新興市場では、Gunosy(6047)が再び急騰して年初来高値を更新し、ミクシィ(2121)も同様に高値を付けました。また、アスカネット(2438)やJストリーム(4308)も大きく値を上げています。

一方、前日に大幅上昇となったモルフォ(3653)とアカツキ(3932)が反落して引けたのが目立ちました。

 

青山 諭志