信越化学工業(4063)が2017年3月期の第3四半期の決算を発表した。実績値は通期会社予想営業利益予想に対して80%と高い進捗率となり、投信1編集部では株価に対して「ポジティブ」な印象ととらえている。

決算ハイライト

2017年3月期Q3累計(4-12月期)決算は、売上高が対前年同期比▲6%減ながら、営業利益が同+12%増、親会社株主に帰属する四半期純利益が同+16%増と2桁増益を達成した。Q3累計の営業利益の通期会社予想に対する進捗率は80%、親会社に帰属する当期純利益では85%の進捗率だった。

また、セグメント別でみると、塩ビ・化成品の営業利益が同+21%増、機能性化学品の営業利益が同+18%増と増益に大きく貢献。

同社は通期業績予想を据え置いた。理由としては、売上高の70%強が海外売上高で為替変動による業績へのリスクが大きいというのが背景のようだ。為替前提は引き続き100円/米ドルであり、通期業績予想は依然、保守的と判断される。

ここに注目!

300ミリウエハーの11年ぶりの値上げが2017年1月から浸透する見込みだ。投信1編集部では、2017年3月期Q4(1-3月期)の業績に反映されるかどうか、また、どの程度の利益底上げにつながるか注目している。

LIMO編集部