どこまで本当なのかは検証が必要でしょうが、投信1編集部の慶應大学出身者曰く「慶應はOBの年功序列感がハンパないので、お金を出してもあれこれといえる雰囲気にはないのが実際。定年もないですからね。結局大企業にいるような感じになってしまう。もともと卒業生の多くが現役を含めてサラリーマンとしてやってきているので、先輩にお任せした方がうまくいくという雰囲気なのでしょうね」とのこと。

また編集部の早稲田大学出身のメンバー曰く「早稲田についてはとても当たっている仮説だ」とのこと。

そしてこれは両校の校風の違いや集金力を物語っているようです。

慶應大学と早稲田大学のOB・OGとして存在感を示すには

この話の面白いところは、それぞれの校友会の中でどう振る舞うと「目立つ」ことができるのかその行動指針も暗示しているところです。

三田会であれば「おカネだけでなく口も出して会をリードすること」、また稲門会であれば「いつもだまっておカネをだして大旦那になること」これらができれば一目置かれる存在になれるということを意味しています。

いかがでしょうか。両校のOB・OGの方のご意見をたくさん伺ってみたいところです。

早稲田の慶應化? 将来両校の校風の違いは薄まるのか

慶應は昔から「親子代々慶應」という方が多く、三田会の強さも代々受け継がれる人脈によって強化されてきたと思われます。

一方、早稲田は本来全国から学生を集めてきましたが、近年は首都圏出身者が圧倒的になっています。同時に「親子代々早稲田」という方が増えていると思います。早稲田のこのような動きはいずれ稲門会のあり方にも影響を与えるでしょう。両校の校友会の文化が似通ってくるのか、興味深いです。

何はともあれ、受験生のみなさんの志望校合格をお祈りいたします。一般の入試は一発勝負なので、受験日の体調如何で結果も自分の思ったとおりにならないこともあるでしょうが、合格した学校が自分に合った学校です。結果に一喜一憂せずにやり過ごしてほしいものです。

 

LIMO編集部