【注目経済指標】今週、ドイツの景況感指数が要注目な理由とは?

独3月ZEW景況感指数、米2月小売売上高・3月ミシガン大学消費者態度指数

今週発表の経済指標、これまでのおさらい

  • ドイツのZEW景況感指数は欧州各国の政治的不透明感を反映するものとなっています。
  • 米国の小売売上高は内需拡大の継続を示しています。
  • 米国のミシガン大学消費者態度指数は依然として高水準で推移しています。
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今週発表される経済指標の中から、特にマーケットインパクトを与えそうな経済指標をいくつかピックアップしてみました。ぜひチェックしましょう!

出所:各種報道をもとに筆者作成

欧州各国の政治的不透明感が反映されたドイツのZEW景況感指数

3月14日(火)19:00に、ドイツの3月ZEW景況感指数(期待指数)が発表されます。

同指数はドイツの欧州経済研究センター(ZEW)が公表し、約半年先のドイツ国内の景気見通しを示すものです。

ドイツのGDPは欧州全体のGDPの約20%を占めることに加え、今秋にドイツ国内の総選挙も控えていることから、今後の動向に一段と注目が集まりそうです。

前回、2月の同指数(期待指数)は10.4と市場予想の15.0を下回りました。英国のEU離脱や欧州各国の政治的不透明感が反映される内容となりました。

今回、3月の同指数の市場予想は13.0となっています。

米国の小売売上高は内需拡大の継続を確認

3月15日(水)23:00に、米国の2月小売売上高(除く自動車関連、前月比)が発表されます。

同指標は商務省センサス局が公表し、米国のGDPを始め、雇用統計や消費者信頼感指数との間に高い相関があります。

前回、1月の同指標は+0.8%(同)となり、内需拡大が継続している内容となりました。

今回、2月の同指標の市場予想は、+0.1%(同)となっています。

依然として高水準で推移するミシガン大学消費者態度指数

3月17日(金)23:00に、米国の3月ミシガン大学消費者態度指数(速報値)が発表されます。

同指数はミシガン大学のサーベイ・リサーチセンターが公表し、消費者信頼感指数より先行して発表されるため、マーケット参加者が大変注目するものです。

前回、2月の同指数(同)は96.3と市場予想の97.9を下回りました。ただし、2004年1月以来、約13年ぶりの高水準だった1月の水準から若干鈍化する形となっており、依然として高水準であることに変わりはありません。

今回、3月の同指数(同)の市場予想は97.0で、今後も高水準が維持されるか注目が集まりそうです。

【参考情報】各経済指標の元データ

ドイツのZEW景況感指数、欧州経済研究センターのウェブサイト(英語版)、米国の小売売上高は商務省センサス局のウェブサイト、米国のミシガン大学消費者態度指数は同大学サーベイ・リサーチセンターのウェブサイトをそれぞれご参照ください。

岡野 辰太郎

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岡野 辰太郎

1976年生。大学在学中、マイクロソフトのインターンシップへ参加。
横浜国立大学大学院卒業後、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社の投資ストラテジストとして、リサーチ業務に従事。
同社退社後、Webサービスの開発・運営を行う株式会社アーブを設立。モノづくりのクラウドファンディング「SpotLight(スポットライト)」を運営中。