40~50代「年収500~750万円未満世帯」みんなの貯蓄はいくら?老後の収入源「就業による収入」は増加傾向に
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和3年)」を考察
Evgeny Atamanenko/shutterstock.com
40~50代は住宅ローンを抱えながら、教育費を払い、老後資金にも備えていく方が多い年代です。
年代的には収入が上がる傾向にあるものの、子どもの年齢も上がり何かと出費が多いご家庭が多いもの。家計のやりくりや貯蓄方法に最も複雑になる年代といえるでしょう。
少し前の調査にはなりますが、厚生労働省の「2019年国民生活基礎調査の概況」によると、2018年の児童のいる世帯の雇用者所得(世帯員が勤め先から支払いを受けた給料・賃金・賞与の合計金額で税金や社会保険料を含む)は651.8万円ですから、子育て世帯の平均世帯年収は「600万円台」と言えます。
老後資金も自分で備える必要がある今、40~50代でみんなどれくらい貯蓄を保有しているのか気になる方もいるのではないでしょうか。
今回は40~50代の「年収500~750万円未満世帯」の貯蓄について、平均や中央値、その内訳を確認していきます。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。