【注目経済指標】相場変調、米国消費動向を占う経済指標はどうなる?

独:3月IFO企業景況感指数、米:3月消費者信頼感指数、2月個人消費支出

今週発表の経済指標、これまでのおさらい

  • ドイツのIFO企業景況感指数は高水準で推移しています。
  • 前回、2月の米国の消費者信頼感指数は、2001年7月以来、15年7カ月ぶりの高水準となりました。
  • 米国のコアインフレは鈍化しています。
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今週発表される経済指標の中から、特にマーケットインパクトを与えそうな経済指標をいくつかピックアップしてみました。ぜひチェックしましょう!

出所:各種報道をもとに筆者作成

高水準で推移するドイツのIFO企業景況感指数

3月27日(月)17:00に、3月IFO企業景況感指数が発表されます。

同指数はIFO経済研究所が公表し、ユーロ圏全体のGDPの約20%を占めるドイツにおける約6カ月先の景気見通しを示したものです。

前回、2月の同指数は111.0と市場予想の109.6を上回り、1月の109.9(改定値)から上昇しました。2016年に5年ぶりの高成長となったドイツ経済は、引き続きユーロ圏の動向を左右することになりそうです。

今回、3月の同指数の市場予想は111.1となっています。

2001年7月以来、15年7カ月ぶりの高水準となった米国の消費者信頼感指数

3月28日(火)23:00に、米国の3月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)が発表されます。

同指数は全米産業審議会(コンファレンス・ボード)が公表し、米国内の個人消費との相関が高いため、マーケット参加者の関心も非常に高いものとなっています。

前回、2月の同指数は114.8と2カ月ぶりの上昇で、2001年7月以来、15年7カ月ぶりの高水準となりました。

今回、3月の同指指数の市場予想は、114.0の見通しとなっています。

米国のコアインフレは鈍化

3月31日(金)21:30に、米国の2月個人消費支出(PCEコア・デフレーター、食品・エネルギー除く、前月比)が発表されます。

同指標は商務省経済分析局(BEA)が公表し、個人所得と実際の消費動向を捉えるものです。

特に、変動の大きい食品価格とエネルギー価格を除いたPCE(Personal Consumption Expenditure)コア・デフレーターの前月比は通常「コアインフレ」と呼ばれ、マーケット参加者の関心も高いものとなっています。

前回、1月の同指標は+0.3%(同)と昨年12月の+0.5%から伸びが減速しました。

今回、2月の同指数(同)の市場予想は+0.2%(同)となっており、今後の動向に関心が集まりそうです。

【参考情報】各経済指標の元データ

ドイツのIFO景況感指数は、IFO経済研究所のウェブサイト(英語版)、米国の消費者信頼感指数は、全米産業審議会のウェブサイト、米国の個人消費支出は、商務省経済分析局(BEA)のウェブサイト(英語版)をそれぞれご参照ください。

岡野 辰太郎

ニュースレター

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岡野 辰太郎

1976年生。大学在学中、マイクロソフトのインターンシップへ参加。
横浜国立大学大学院卒業後、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社の投資ストラテジストとして、リサーチ業務に従事。
同社退社後、Webサービスの開発・運営を行う株式会社アーブを設立。モノづくりのクラウドファンディング「SpotLight(スポットライト)」を運営中。