あとからジワジワ効いてくる!iDeCo口座開設のコツ

金融機関選びと商品ラインナップ見極めのポイント

節税メリットが大きいことで注目を集めている個人型確定拠出年金(iDeCo、イデコ)。どの金融機関で口座を開設しても税制面でのメリットは同じですが、金融機関によって大きく異なる点があります。それは「手数料」と「商品ラインナップ」。この2つはiDeCoによる資産形成の成否のカギを握っているといってもよいほど重要なポイントです。

長いお付き合いとなるだけに、iDeCo口座を開くときには手数料と商品ラインナップのバランスが取れた金融機関を選びたいもの。どのようにチェックしていけばよいのでしょうか。

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金融機関によって全然違う!「運営管理手数料」の差は毎月ジワジワ効いてくる

iDeCo 口座を開設すると、加入時の手数料に加えて①国民年金基金連合会に支払う手数料(103円/月、年間1,236円)、②事務委託先金融機関手数料(64円/月、年間768円)、③金融機関の運営管理手数料、という3つの手数料がかかります。

このうち、①と②はどの金融機関で口座を開設しても一定(①+②=年間2,004円)です。逆に言えば、iDeCo口座を開く金融機関に対して支払う③の運営管理手数料によって、iDeCo口座で必要な手数料は大きく異なってくるというわけです。

たとえば、楽天証券のiDeCo口座なら、開設後1年間の運営管理手数料は無料となり、1年経過後も年金資産残高が10万円以上あれば運営管理手数料は無料です。もし楽天証券にiDeCo口座を開設し、月1万円以上積み立てていくなら、楽天証券に支払う運営管理手数料は実質0円になりますね。

一方、他社では年間5,000円以上の運営管理手数料が必要というケースも少なくありません。運営管理手数料は積立期間中だけでなく、年金の受け取り期間中にもずっとかかってくるものなので、たとえ年間5,000円の差であっても30年間iDeCo口座を使うなら、その差は15万円にまで広がってしまいます。

たとえ運営管理手数料が無料であったとしても年間2,004円は必要ですから、iDeCo口座の残高が10万円だった場合には手数料は約2%のコストになります。積み立てを始めたばかりの時期や、月々の掛け金が少ない人、運用している総額がさほど大きくない人には少々重く感じられる比率ではないでしょうか。

ここに運営管理手数料が5,000円上乗せされれば、コストは実に7%。いくらiDeCoの節税効果が高いといってもこれではもったいないですね。

なお、SBI証券やスルガ銀行の場合、年金資産残高が50万円以上あれば運営管理手数料が無料になります。

このような金融機関を上手に選んで手数料を安く抑えることが長く続けるうえでは非常に重要な意味を持つということがおわかりいただけるのではないかと思います。

編集部注:2017年5月から、SBI証券・楽天証券は残高などの条件に関わらず運営管理手数料が無料になりました。

楽天証券2017年5月18日付プレスリリース「楽天証券、iDeCo管理手数料無料化のお知らせ
SBI証券2017年5月18日付プレスリリース「SBI証券、iDeCoの運営管理手数料の完全無料化のお知らせ

商品ラインナップは多ければ良い?信託報酬、投資経験からも考えてみよう

では、商品ラインナップはどう見ていけばよいのでしょうか。単に数が多いというだけでなく、まずは自分にあった商品があるかどうかも見極めのポイントです。

たとえばiDeCoで積み立てていく商品は投信信託が中心とはいえ、元本確保型の定期預金なども選ぶことができます。元本確保型の商品は投資信託などリスクを取る商品に比べると運用益は期待できませんが「リスクを取りながら増やすことにチャレンジするよりも確実に掛け金が戻ってきてほしい」という方にはおすすめです。ただし、運用益が期待できない分、手数料が安い金融機関を選ぶことがポイントになります。

一方、投資信託を選んだ場合、信託報酬がかかります。長期にわたり運用するわけですから、低コストのインデックスファンドを多く揃えている金融機関を選びたいものです。

たとえばSBI証券のラインナップは2017年3月現在60本以上あり、非常に充実しています。また、低水準の信託報酬が魅力的なインデックスファンドも多く取りそろえられています。国内外の株式、債券、不動産、バランスファンド、金価格の値動きをめざすファンドなど、投資対象・運用手法も幅広いので、投資に対してある程度知識があり、自らしっかり吟味して商品を選びたい方に向いていそうです。

一方、数が多いとどう選んでいいかわからなくなりそうだ、と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。その場合は、あらかじめ本数を絞り込んで提供している金融機関を探してみるとよいでしょう。たとえば楽天証券の商品ラインナップは2017年3月現在で30本もありませんが、選定のポイントなども記載されているので、商品選びの助けになりそうです。

まとめ

いかがでしたか?iDeCoをはじめるにあたり、金融機関の選び方はとても重要なポイントです。長くお付き合いすることになるので、しっかりと見極めたいものですね。

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