IPOラッシュ最後の週となった3月26日の週は7社がIPOを行いました。しかしながら、回転寿司チェーン店のスシローグローバルホールディングス(3563)で公募価格割れが発生。3月22日のマクロミル(3978)に続く公募価格割れとなりました。

今回はIPOラッシュ最後の週となった3月26日のIPO銘柄を振り返るとともに、3月に発生した公募価格割れ銘柄の共通点を探りました。

3月26日の週のIPO銘柄

3月26日の週には下記7銘柄がIPOを行いました。

3月27日 ティーケーピー(3479)(公募価格6,060円→初値10,560円:騰落率74%)
3月28日 No.1(3562)(公募価格1,570円→初値3,460円:騰落率120%)
3月28日 ズーム(6694)(公募価格1,520円→初値2,278円:騰落率50%)
3月29日 オークネット(3964)(公募価格1,100円→初値1,300円:騰落率18%)
3月30日 スシローグローバルHD(3563)(公募価格3,600円→初値3,430円:騰落率▲5%)
3月30日 ユーザーローカル(3984)(公募価格2,940円→初値12,500円:騰落率325%)
3月31日 ネットマーケティング(6175)(公募価格1,140円→初値1,552円:騰落率36%)

最も株価が上昇したのは、ビッグデータの解析や人工知能による情報提供サービスを行うユーザーローカルです。公募価格2,940円に対し初値12,500円、騰落率325%と約4倍の株価となりました。

ビッグデータ及び人工知能(AI)といった現在の株式市場のテーマに合致する銘柄ということで人気化しました。

スシローグローバルHDで公募価格割れが発生

7社のIPOの中で、3月30日にIPOを行ったスシローグローバルHDでは、公募価格3,600円に対し初値が3,430円となり公募価格割れが発生。先週のマクロミルに続く公募価格割れ銘柄となりました。

同社は「スシロー」ブランドで回転寿司チェーン店を全国に展開しており、回転寿司チェーン店の大手として抜群の知名度を有しています。

一方で、2003年に東京証券取引所市場第2部に上場しましたが、その後の2008年に投資ファンドのユニゾン・キャピタルグループが株式公開買い付け(TOB)を行い、非上場化しています。

2012年にユニゾン・キャピタルグループが保有株式を英国投資ファンドのペルミラグループに売却しており、IPO前はペルミラグループのファンドが株主シェアの94.73%を保有する、ファンド傘下企業としてのIPOとなりました。

ファンド傘下のIPOは株価面での苦戦が続いています。2017年初の公募価格割れとなったマクロミルもファンド傘下のIPO企業でした。

まとめ、IPOラッシュが終了し4月2日の週は1社のみのIPO

例年3月はIPOラッシュとなりますが、2017年も同様の傾向でした。続く4月2日の週のIPO予定は、テモナの1社のみとなっています。

4月も引き続き堅調なIPO市場は継続するのか、注意深く見守りたいと思います。

LIMO編集部