60歳代「老後の備えに約3000万円が必要」も、実際の「貯蓄額」はいくらか円グラフで確認
老後2000万円問題を振り返る
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2019年に「老後2000万円問題」が話題になりましたが、当時とは世界情勢が変わり、数々のモノの値段が上がっています。
「老後2000万円問題」のインパクトは大きい一方で、「2000万円以上必要なのではないか」と考えはじめる方もいるのではないでしょうか。
メットライフ生命保険株式会社が、全国47都道府県の20歳~79歳までの男女1万4100人に行った「老後」に関する調査によると、「老後の備えに必要な金融資産と自らが想定する金額」では60~70代が2955万円と答えています(2021年9月13日公表)。
同調査は数多くの物価高がはじまる前のものではありますが、それでも3000万円は必要と感じる方は多いようです。
今回は同調査の結果を見ながら、実際に円グラフで60歳代の貯蓄をみていきましょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。