株式市場の振り返り-日経平均株価は3日続伸、終値で19,000円回復

2017年4月25日(火)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 19,079円(+203円、+1.1%) 3日続伸
  • TOPIX 1,519.2(+16.0、+1.1%) 3日続伸
  • 東証マザーズ総合指数 1,004.2(+15.9、+1.6%) 大幅反発

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,633、値下がり銘柄数:305、変わらず:78
  • 値上がり業種数31、値下がり業種数:2
  • 年初来高値更新銘柄数:59、年初来安値更新銘柄数:7

東証1部の出来高は19億4,868万株、売買代金は2兆3,018億円(概算)となり、前日より若干の増加となりました。決して高水準の商いではありませんが、地政学リスクの後退などからリスクオンの雰囲気は着実に拡大しているようです。

日経平均株価は、寄り付き直後は前日終値を挟んだ動きでしたが、NY市場の大幅上昇を受けて徐々に上げ幅を拡大しました。後場は上値が重くなる展開もありましたが、終盤には一時+233円高になる強含みとなります。

最後はやや売りに押されたものの、結局は+200円超の上昇を維持して引けました。これで3日続伸となり、この間の上昇幅は+650円弱に上っています。終値では3月30日以来となる19,000円台回復となりました。

なお、TOPIXも同じような値動きとなりました。

東証マザーズ総合指数は大幅反発、終値で1,000ポイントの大台回復

東証マザーズの出来高は9,794万株、売買代金915億円となり、いずれも前日より増加しました。ただ、商いの水準は高くなく、個人投資家の資金流入が本格化しているとは言い難いものがあります。

なお、総合指数は大幅反発となり、終値では再び1,000ポイントの大台を回復して引けました。引き続き、物色テーマの登場が待たれるところです。

NECなど多くの電機低位株が上昇、パナソニックは連日の年初来高値更新

個別銘柄では、信越化学工業(4063)や京セラ(6971)が大幅高となり、パナソニック(6752)とキャノン(7751)は年初来高値を更新しました。

また、ハイテク株では低位株の上昇も目立ち、中でもNEC(6701)が大きく値を上げたのが注目されます。その他、小売株ではケーズホールディングス(8282)やサイゼリア(7581)が高値更新となりました。

一方、KDDI(9433)が大幅下落となり、ソニー(6758)も7日ぶりの反落となりました。また、自動車株ではSUBARU(7270)が値を下げ、その他ではLIXILグループ(5938)が▲4%弱安となる急落で引けています。

新興市場では、インターネットインフィニティー(6545)が値を飛ばしてストップ高となり、Gunosy(6047)は大幅反発となりました。

一方、UMNファーマ(4585)が続落となり、オンコリスバイオファーマ(4588)は安値を更新した後に小幅上昇で引けています。

青山 諭志