株式市場の振り返り-日経平均株価は今年初の4日続伸、出来高も20億株超に

2017年4月26日(水)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 19,289円(+210円、+1.1%) 4日続伸
  • TOPIX 1,537.4(+18.2、+1.2%) 4日続伸
  • 東証マザーズ総合指数 1,021.0(+16.7、+1.7%) 大幅続伸

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,655、値下がり銘柄数:294、変わらず:65
  • 値上がり業種数33、値下がり業種数:0
  • 年初来高値更新銘柄数:107、年初来安値更新銘柄数:4

東証1部の出来高は20億3,553万株、売買代金は2兆5,099億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。出来高は4月7日以来の20億株超となり、売買代金も同じく2兆5,000億円超となっています。まだ非常に高水準とは言い難いですが、商いは着実に膨らみつつあるようです。

そのような中、日経平均株価は寄り付きから高く推移し、後場の半ばまで19,200円を挟んだ値動きとなりました。その後、大引けにかけて上げ幅を拡大していき、久しぶりの高値引けとなっています。

終値で19,200円超えは3月29日以来で、なおかつ、先週金曜日から数えて今年初の4連騰となりました。この間の上昇幅は+860円弱、上昇率は+4.7%に上っています。上昇ピッチがやや急なのが気がかりですが、27日(木)は5連騰へ挑戦することになります。なお、TOPIXも同じような値動きとなりました。

東証マザーズ総合指数は大幅続伸、再び1,000ポイントの大台を固める

東証マザーズの出来高は1億988万株、売買代金1,357億円となり、いずれも前日より増加しました。売買代金も3日ぶりに1,000億円超となりました。個人投資家の資金流入が本格化しているかどうかはまだ判断できませんが、相応に高い商いとなっています。

総合指数も大幅続伸となり、1,000ポイントの大台を固めつつあるようですが、引き続き、物色テーマの登場が待たれると言えましょう。

パナソニックは3日連続の年初来高値更新、決算発表後の日本電産は下落

個別銘柄では、京セラ(6971)やTDK(6762)が大幅高となり、同じように大幅上昇となった東京エレクトロン(8035)とキヤノン(7751)が年初来高値を更新しました。

また、ハイテク株ではパナソニック(6752)が3日連続で高値を付け、ローム(6963)も高値更新となっています。さらに、円安進行を背景にトヨタ自動車(7203)やSUBARU(7270)などの自動車株も急騰し、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)など金融株も大きく値を上げて引けました。

一方、前日に決算発表を行った日本電産(6594)が値を下げ、任天堂(7974)も大幅安となりました。また、ニトリホールディングス(9843)や良品計画(7453)など小売株の一角が下落して引けています。

新興市場では、グレイステクノロジー(6541)が値を飛ばして大幅高となり、ミクシィ(2121)は年初来高値を更新しました。また、前日にストップ高となったインターネットインフィニティー(6545)が続伸し、串カツ田中(3547)も大きく値を上げています。

一方、ブランジスタ(6176)やナノキャリア(4571)などが下落して引けました。

青山 諭志