帝国データバンクによれば、2022年の値上げ品目は食品で2万品目を超え、10月には6532品目と今年最多になる見通しです。
同調査によれば11月以降の値上げは年内で2番目の少なさとなっており、値上げピークは一旦落ち着きを見せるようすとのこと。ただ電気代や燃料代、一部の原材料は高止まりが続いており、依然として値上げが続く可能性があります。
特に年金生活をしている方にとっては、2022年度は年金額が0.4%減額されたこともあり、日々の生活費を厳しく感じる方が多いでしょう。
今回のような値上げが起こるとは、これまで想定していなかった方も多いのではないでしょうか。ここにきて老後の貯蓄が気になる方も多いと思います。
今回は主な食品分野の価格改定動向を確認しながら、60歳代に視点を当てて貯蓄をみていきましょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。