家計調査が語る、世代別貯蓄のリアルな実態

あなたの家計、貯蓄はリッチ? それとも?

あなたの世帯貯蓄、1,820万円ありますか?

もし読者の皆さんが二人以上の世帯を構成しているとして、世帯の貯蓄はいくらお持ちでしょうか?

2019年5月16日、総務省統計局が発表した「家計調査報告 貯蓄・負債編」によると、二人以上世帯の2016年の貯蓄現在高の平均は1,820万円です。4年連続増加し、過去10年間で最も高い水準になっています。ちなみに、年間収入は614万円で前年度比微減となっています。

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同統計によれば、1,820万円以上貯蓄を持つ世帯は、全体の3分の1しかないということです。言い換えれば、1,820万円を下回る世帯が全体の3分の2もあるということになります。

少し見方を変えて調査対象の全世帯を貯蓄現在高の順に並べて、ちょうど真ん中の世帯の金額を見ると約1,000万円前後になります。

ですので、世帯貯蓄額が1,000万円以上あれば「リッチ」と考えていいのではないでしょうか。

会社勤めの現役世代の平均貯蓄現在高は1,299万円

さて、さきほどの数値は、いわゆるリタイア世代の世帯も含まれます。この方々には子育てと住宅ローンの支払いを終えて、退職金などをしっかり運用しながら老後に備えている方が多く含まれますので、当然貯蓄額も多めになります。

そこで会社勤めをしている、いわゆる二人以上の勤労者世帯だけを見てみましょう。

2016年の貯蓄現在高の平均は1,299万円、年間収入は715万円となります。勤労者世帯の貯蓄現在高を順に並べた真ん中の世帯の貯蓄現在高は約700万円前後です。

子育て、住宅ローンを抱える勤労者世帯にとって、ひとつの目標は「700万円」ということになります。筆者にも現実的と思える数字になってきました。少しほっとしてきます。

会社勤めの現役世代の平均負債現在高は781万円

もう少し二人以上の勤労者世帯を見ていきましょう。

負債現在高の平均値は781万円となっています。ただし、二人以上の勤労者世帯のうち、負債を持っているのは54%の世帯です。「負債のない世帯が半数あるのか」という事実に少し驚きを覚えますが、次に負債のある勤労者世帯に絞ってみましょう。

この場合、平均負債現在高は1,449万円です。負債のある世帯だけを取り出して負債現在高を並べてみると、ちょうど真ん中の世帯の負債現在高は1,313万円です。

おおまかに言えば、マイホームを購入した世帯では、平均的に1,400万円ほどのローンを残していることになります。

40代が一番きつい?

すこし角度を変えてみましょう。勤労者かどうかを抜きにして、二人以上の世帯で負債のある世帯を、世帯主の年齢別に考えてみます。

40歳未満 貯蓄現在高543万円 負債現在高1,898万円
40~49歳 貯蓄現在高912万円 負債現在高1,669万円
50~59歳 貯蓄現在高1,346万円 負債現在高1,116万円

このように負債が貯蓄を下回るのは50代になってからです。
特に40代は一般に養育費と住宅ローンがかかりますので、資金的にはしんどい時期であることがデータからもうかがえます。

40代は資産運用どころではない!?

負債が貯蓄を上回り資産運用どころではないというのは確かにその通りかもしれません。しかし、負債だけではなく貯蓄もそれなりにある、つまり両建てになっていることがポイントです。

貯蓄が老後の備えならば長期投資が可能ですから、リスク資産へ投資を進めていくことが望ましいのではないでしょうか。30代、40代の方も、資産運用に前向きに取り組むべきだと思われます。

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