圧迫面接にそもそも意味はあるの? 対応の仕方を考える(2017年春版)

大学生にとって就職活動は、初めての経験に遭遇することが多いものです。企業研究やOB・OG訪問で知らないことを知ったり、いろいろな人に会えたりと良い経験もありますが、後味の悪いこともあります。後者の一つに圧迫面接(あっぱくめんせつ)があるのではないでしょうか。今回は圧迫面接をする企業の思惑とその対応を考えてみたいと思います。

圧迫面接とはそもそも何か

圧迫面接をあえて定義するな!という声も聞こえてきそうですが、一言でいえば面接において面接官が作る「雰囲気」や面接官による「質問内容」および「質問の仕方」で、面接を受ける人が威圧感を感じる面接のことを指します。

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では、仮に圧迫面接がこの世に存在するとして、面接官が圧迫面接をする理由はどこにあるのでしょうか。

学生が就職を希望する企業から圧迫面接を受けたとして、その企業に良いイメージを持つことはほとんどないでしょう。企業から引く手あまたの学生からしてみれば、圧迫面接をする企業など願い下げだという人も多いかもしれません。

今や就活は売り手市場であり、学生側が圧倒的に有利な環境です。採用氷河期でもないのに果たして圧迫面接など存在し得るのでしょうか。

圧迫面接の目的はどこにあるのか

以前、金融機関で採用を担当したことのある人物が、仕事とストレスについて次のように言っていたのが印象的です。

「仕事は土壇場でどれだけ感情をコントロールして進めることができるかが重要。結局はストレスをどうマネジメントできるか。それができるかどうかは必ずしも面接だけで把握はできないが、面接のプロセスの中で多少は知り得る」

確かに、実際の仕事現場ではストレスのない職場を探す方が難しいでしょう。企業側からすると、採用プロセスの中で、職場に配属されるシーンをイメージしつつ、採用後もストレスをコントロールしながら成果を上げてくれる人材を見極めたいということでしょうか。

ただし、これも採用に関する企業側の需要と学生側の労働力供給のバランスの中でどこまで踏み込めるかということになるでしょう。

一方、現在様々な働き方を国レベルで推進しようとする中で、ストレス耐性に強い人材だけを求めようとするのには、そもそも無理があるのではないでしょうか。

もちろん、職種によっては厳しいストレス環境の職場があるのは事実です。国立大学卒業後、大手電機メーカーを経て米国の有名大学でMBAを取得し、帰国後は外資系金融機関やファンドに勤務したのちに会計士を務める人物の言葉がそれを象徴します。

「結局、サラリーマンの給与はストレスに対して支払われていたのでは? 確かに学歴や資格はその仕事に就くためのきっかけにはなるけれども、給与は仕事の成果を求めるためには避けて通れないストレスの対価だったと思う。結果はもちろん問われるけれども、ストレスの多い環境で仕事を続けていく方が難しい」

最近はインターンシップを採用する企業も増えてきているので、しばらく時間を共に過ごすことで企業側も学生のストレス耐性の一端を見抜くことができる機会はあるでしょう。

ただ、実際に仕事をするのとインターンシップとでは結果に対するプレッシャーも異なるので、同一には扱えないということはあります。こうした互いの情報のミスマッチを埋めるプロセスの一つが圧迫面接ということもできます。

企業から圧迫面接を受けたらどうすればよいか

そもそも、企業が圧迫面接をする思惑が学生のストレス耐性の一面を知るためのストレステストだとすれば、対応方法は明確です。自分がストレス耐性があるということ、またストレスマネジメントができる人材であることを示せればよいのです。

威圧的な印象を受ける質問に対して、冷静に言葉を受け止め、キレずに、焦れずに自分の意見を都度回答する以外にありません。

そもそも圧迫面接をする企業の内定などいらない、というのも一つの判断ですし、またストレス耐性の高い人材をほしがっている職場には行きたくないという人も多いでしょう。その一方で、先にも触れたとおり、ストレスに対してしかるべき報酬が得られるのを良しとするのであれば、それもまた一つの選択肢といえます。

いずれにせよ、自分の仕事への考えを固め、その軸がブレることがなければ、冷静に対応ができますし、どの仕事を最終的に選択するかも決められると思います。

投信1編集部

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