すかいらーく、個人投資家がいま大注目するのはなぜ?

好業績、株主優待、ファンドの動向をフォローすべし

好調なすかいらーく株

ガスト、ジョナサン、夢庵、バーミヤンを全国で展開しているすかいらーく(3197)の株価が好調です。

下図の通り、過去2年間の同社株(青線)をTOPIX(赤線)と比較してみました。両者はおおむね同じ方向に推移する傾向がありますが、2017年2月以降すかいらーく株がTOPIXをしっかり上回って推移するようになりました。

ちなみに、以前すかいらーくは株式を上場していましたが、経営陣による非上場化が行われ、最終的にはベインキャピタルの傘下で2014年10月に再上場を果たしました。この時の公募価格は1,200円でしたが、2017年5月30日の終値は1,737円です。

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再上場直後の一部の期間を除けば1,200円を超えて推移していることから、再上場は今のところ成功と言えるでしょう。

すかいらーく株価(青線)とTOPIX(赤線)の過去2年間の推移

好業績が株主に安心感

株価がTOPIXを下回ることのないパフォーマンスを示している大きな要因が、増収増益基調をキープしていることです。再上場を果たした2014年12月期以降、2期連続で増収、営業増益、当期利益の増益を続けています。

2017年12月期の会社業績予想も、売上収益が対前期比+3%増、営業利益が同+5%増、親会社に帰属する当期利益も同+5%増とされています。増益率は決して高いわけではありませんが、着実に年々利益を上乗せする傾向は、個人を始め多くの投資家に安心感をもたらしているのではないでしょうか。

第1四半期も好調

2017年1-3月期の業績が5月10日に発表されていますが、増収増益が確認され、投資家の信頼を高めたと思われます。売上収益は対前年同期比+1%増、営業利益が同+2%増などとなっていますので、通期増益計画に対して信頼感が高まったと言えそうです。

さらに、既存店売上高が1月から4月の累計で同+1%増となっていることが心強い材料です。この傾向は2016年10-12月期から続いており、2月から進めている深夜営業時間の短縮を行ってもなおプラスになっています。数度のメニュー改定が成果として集客につながりつつあるとみられ、今後の業績期待につながりそうです。

6月の株主優待銘柄としても大注目

このように、足元で業績のさらなる改善が見られることが最近の株価上昇の主因と思われますが、もう1つ注目したいのが株主優待です。

6月末の株主名簿に記載されれば、一株当たり16円の配当が予定されていることに加えて、100株株主には3,000円相当の株主優待券がもらえます。

仮に現在の株価1,737円で100株購入すると手数料等抜きで173,700円の投資資金が必要ですが、これに対して配当が16円×100株=1,600円、株主優待券が3,000円で合計4,600円のメリットが得られます。投資金額に対して2.6%のリターンとなりますので、多くの個人投資家が注目するのも頷けます。

こうして見ると、6月までの間、すかいらーく株から目が離せないのではないでしょうか。ただし、大株主であるベインキャピタルがが株をいつどの株価水準で手放してくるかには注意を払っておくべきでしょう。ご参考になれば幸いです。

投信1編集部

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投信1編集部

投信1編集部は、証券アナリストやファンドマネージャーとして長年の調査経験を持つメンバーで構成されており、金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデアをわかりやすくお届けします。