既に内々定を手にし、就職活動も一段落という学生さんがいるかもしれません。また、内々定の第一波に乗り遅れてしまったという学生さんもいるかと思います。

就職活動は、後から振り返れば誰にとっても大事なプロセスであることは間違いないでしょう。ただ、長い目で見ると、自分の意思を見極めて納得した人の方がうまくいっている気がします。現時点で思い通りにいかなくても、焦らずに今後のチャンスをしっかりと手にしていきましう。

さて、今回は内々定を手にした学生と出した企業側の認識のギャップを中心にまとめてみました。この認識ギャップを理解して行動する必要がありそうです。

内々定を手にしたのに他社を回る

内々定を手にするのが目的かのように動き回る学生も一部にいます。

採用する側も内々定を出すことにおける競争のルール、つまり複数の内々定を手にするような優秀な学生は内々定をいずれ絞り込むということは分かっています。ただし、内々定を後からキャンセルされるのは、採用側からすれば社内で「学生を惹きつけられなかった」という評価をされ、それはそれでつらいことです。

就職活動は学生にとっても採用する側にとっても真剣勝負。第一志望の会社の内々定を手にしたのに、軽い気持ちで他社を回るのは避けたいところです。

とはいえ、内々定を手にした会社で本当に良いのか?という疑問は誰にでも付きまとうものです。まだ自分が知らない良い会社があるかもしれないですし、希望していた会社が業績悪化などで就職できなくなるという可能性もなくはありません。

これは評価が分かれるところだと思いますが、自分の中では第一志望はまだ決まっていないと仮定して就職活動を続けるという選択肢もあるでしょう。

ただし、内々定を出してくれた企業に就職活動を続けていることが漏れてしまうと、当然ながら印象が良くありません。東京で言えば大手町など、多くの企業が集まるエリアで内々定先の採用担当者に鉢合わせしてしまうと、「あれ、何しているの?」なんていうことにもなりかねません。リスクがあるということは認識しておくべきです。

採用プロセス時の評価はその後も記録として残り、最初の配属まではそこに相応のウェイトがかけられることもあります。気を付けましょう。

内々定を手にした後に羽目を外す

内々定を手にしたのだから羽目を外してもいいだろう、と考える学生もいることでしょう。ただ、内々定は「0.2歩」程度、社会人としてのスタートに近づいたに過ぎません。正式な内定を手にするまで問題行動は避けたいところです。

また、卒業しないことには就職はできません。まれに内定を手にしていたのに卒業時に単位が足りず、卒業できなかったという話も耳にします。まさか自分は該当しないと思ってはいても、今一度、3年生までの成績表で単位を確認しておきたいところです。

とはいえ、残された学生生活は1年を切っています。秋には内定式もありますから、遊ぶにしてもそれほど時間はありません。海外旅行や短期の留学なども選択肢の1つでしょうが、集中して学業に専念できるのもこの時期を外すとあまりないということになります。

いずれにしても、その後の自分にとって何が重要なのかを見極めて有効に活用しましょう。就職活動が終わって燃え尽きてしまうにはもったいない時期です。

連絡がつかなくなる

内々定が出ると「ここからは自由だ!」と思う学生も多いことでしょう。「どこか遠くに行ってしまいたい」、「しばらく1人でゆっくりしたい」という人もいます。

これだけスマートフォンが普及し、大勢の人がソーシャルメディアを使うようになった現代で連絡がつかないケースなどほとんどないかと思いますが、採用担当者からすれば内々定を出してから内定式までが気が抜けない期間です。

採用担当者にとっては、内定式に自分たちが採用したい学生が何人来てくれるかが勝負です。いまどき「拘束」とまではいかないまでも、採用側もしっかりと学生を惹きつけておきたいところでしょう。学生側も、そうした企業の置かれている状況を踏まえて対応しましょう。

間違っても、携帯電話の番号を変えてしまうというようなことはしないように。また、変える場合には会社に連絡を入れるなど、ビジネスパーソンであれば当然の対応は必要でしょう。

最後に

いかがでしたでか。内々定直後はもらった学生と出した企業側で最も認識の違いがある時期かもしれません。そうしたテンションの非対称性があるということを意識して、秋の内定式にまで無事たどり着いてほしいものです。

LIMO編集部