40歳代が別れ道?老後破産にならないための貯蓄ポイント
40歳代の貯蓄中央値と平均はいくらか
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厚生労働省の「毎月勤労統計調査 令和4年9月分結果速報等」によると、働く人1人あたりの9月の現金給与の総額は27万5787円となり、前年の同じ月を2.1%上回りました。
しかし、物価の変動が反映された「実質賃金」は前年同月比で1.3%下回っており、6カ月連続減となっています。
賃金は上がりつつあるものの、物価の上昇には追いつかない状況が今年は半年も続いています。
コロナ禍による雇用や賃金への影響に続く、物価高。節約しようにも、特に現役世代は「これ以上食費や教育費などの出費を抑えきれない」というご家庭も多いでしょう。
ただ、すぐには経済状況が良くなる兆しも見えない中、「教育費・住宅ローン・老後資金」の人生三大支出に備えねばならないのが現役世代です。
特に教育費など子どもにお金がかかる40歳代でどう貯蓄習慣をつけるかで、老後に向けた資金も大きく変わってくるでしょう。
今回は現役世代の中でも40歳代の貯蓄を見ながら、今から老後破産とならないために行いたいことをご紹介します。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。