【70歳代の貯蓄】広がる老後格差。「後期高齢者」の保険料も増加傾向へ
70歳代の貯蓄の二極化事情とは
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厚生労働省は、原則75歳以上が加入する「後期高齢者医療制度」の保険料の上限を、66万円から80万円に引き上げる方針だと各種メディアで報じられました。
後期高齢者の保険料上限は年々増加傾向にあり、2021年度は64万円でしたが、2022年度は66万円に引き上げられています。
上限だけでなく、後期高齢者医療制度の令和4~5年度の保険料率は、令和2~3年度より1.8%増加しています。
2025年にはすべての団塊の世代が75歳以上となる今、保険料負担の増加や上限の見直しが今後も行われる可能性はあるでしょう。
年金生活の70歳代にとって、保険料の増加は大きな負担になります。物価高もある今、年金だけでは生活できず貯蓄を切り崩す方もいるでしょう。
では実際に70歳代はどれくらいの貯蓄を保有しているのでしょうか。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。