転職先でなぜかうまくいかなくなる6つのパターン。あなたは大丈夫?

新しい職場はこれまでとは社風も違えば、施設や設備も、使える予算も違います。そのなかで新しい人間関係を築きつつ、成果を出してポジションや希望する年収を勝ち取ることは決して容易ではありません。

転職する人はもちろんそうしたことは覚悟の上で転職するわけですが、実力はあるにも関わらずうまくいかなくなることがあります。一体どういった点が問題になるのでしょうか。

そもそも転職先の求人の意図を理解せずに転職した

そもそもなぜ転職できたかというと、何らかの形で求人があったからです。求人を出した企業には何らかの課題があり、その課題を解決し、さらに成長に導いてくれる人材を求めています。求める人材の年齢が上がれば上がるほど、年収が高ければ高いほど、その課題解決は難しく、期待されている役割も大きなものだといえるでしょう。

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ところが、失敗するケースでは、たとえば年収の高さなどといった自分の希望する条件ばかりに目が行き、それで決めてしまいます。

たまたま企業が求めるスキルやニーズに合致していて採用されたとしても、求人の本当の背景や、相手の課題がなぜ発生しているのかといった本質的な点は理解していないので、転職後それに対応できなくなり、早々に次の転職先を探すというパターンに陥ります。

むやみやたらに前職での経験を強調して反感を買う

その職場で仲間として受け入れられるかどうかは、その後の仕事の進め方にも大きく影響するもの。もちろん転職する人もそれはわかっているはずですが、前職で成果を上げた人ほど、また、転職先で期待されていればいるほどつい出てくるのが「前の会社ではこうするのが当然」「XXではこれが普通」というような言い回しです。

課題があることは同僚や部下も十分承知のことでしょう。キャリアを認める気持ちも、もちろんあるでしょう。ですが、ことあるごとに比較されるとなんともいえず嫌な気持ちになり、そんなに好きならやめなければよかったのに、と思われてしまいます。

押し付けるような言い回しではなく、提案する形にしてみるといった工夫ができずに「あの人はこの会社をバカにしている」「上から目線」などという印象が形成されてしまい、次第に溝ができ、孤立してうまくいかなくなってしまうのです。

過去の成功パターンに固執する

前職の社名に限らず、自分の成功パターンが確立していて、それ以外の方法を受け入れられない人がいます。

転職先ではさまざまな条件が異なり、同じ職種でもこれまで経験してこなかったことが起こり得ます。そのときに過去の経験に縛られていると、本来できるはずのこともうまくいかなくなることがあります。

新しい経験をしているのですから失敗もあると思いますが、これをトライアンドエラーだと割り切れない人、そのうえでこれを吸収して進んでいけない人は、ビジネスを成長させられないどころか、自分の成長をも阻害することになります。

人の意見を聞かない

仕事はできる、推進力は折り紙付き、だけどその勢いに誰もついていけない、というパターンです。

こうしたケースでは、本人にはそのつもりはないのかもしれませんが、周囲を拒絶する雰囲気さえ醸し出していることがあります。同僚が仲間意識を持とうにも持てず、ついていけずに自信をなくす部下も出てきます。

「仲間がいない、孤独だ」いう気持ちが推進力になることもあるのでしょうが、往々にして続かなくなるケースが多いようです。やはり一人ではできることにも限りがあると考えを改めるのかどうかは、本人がこの経験を受け止められるかどうかにかかっていると言えます。

最初から完璧でいようとする

環境が何もかも新しくなっているのにも関わらず、最初からすべてを前職にいたときのように完璧にこなそうと思ってしまうケースです。

あれもこれもと手を出した結果、逆にどれも中途半端になってしまうことがあります。また、そのことで上司・同僚・部下の自分に対する評価が落ちたのではないかなどと考えだしてしまい、すべてに対しておっかなびっくりの態度を取り始めると、周囲との関係も悪化していきます。

慣れれば次第にいろいろなものが見えるようになりますし、一つクリアしてまた次、というようにステップを踏む作戦は有効なはずです。ですがこれも日頃からの訓練の賜物であって、会社が変わったからといって急にできるようにはなりません。優先順位を決めて動くのは仕事をする上での基本動作ですから、初心に立ち返ることが必要でしょう。

採用してくれた人や知り合いがいなくなった、折り合いが悪くなった

転職先には何らかの課題があるからこそ、それを解決する人材を求めています。言い換えれば中では解決できずに外の人材を求めるわけなので、課題解決の過程では社内で軋轢を生むケースがあります。そんなとき、採用してくれた人(上司)や、声をかけてくれた知り合いは一番の理解者であり、心強い味方になるはずです。

ところが、こうした理解者になるはずの人が異動してしまったり、何らかのきっかけで折り合いが悪くなるというケースがあります。すると、本来仕事ができ、人当たりもよく順応性が高いといった逸材でも、プロジェクト推進や課題解決が難航しがちになります。

ここで状況を的確に判断できず、頭を切り替えることができなかったり軌道修正ができないまま次第にいづらくなっていく人がいます。ちょっと気の毒なケースではありますが、人頼みでの転職にはこのような落とし穴も往々にしてあるのです。

まとめ

いかがでしたか? 皆さんの周りにもこうした方がいらっしゃるかもしれませんし、転職経験のある方ならどれも身に覚えのある話かもしれません。転職者に必要なことは、新しい環境で一刻も早く成果を出そうという気持ちが焦りとなって空回りしないように、気持ちを落ち着けて、よく周囲を観察することではないでしょうか。

投信1編集部

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