低糖質フード仁義なき戦い、勝ち残るコンビニはどこだ!?

ファミマとローソンがリード。セブン、いつ動く?

広がる低糖質食ブーム

低糖質食ブームが広がっています。ローカーボンダイエット、ロカボなどと呼ばれ、体重や体脂肪率などを直接のベンチマークとする代わりに、糖質の摂取量を重要な指標として健康管理をしようという考え方を指します。

この考え方自体は以前からあったと思います。たとえば、ごはんやパンの摂取を減らす代わりに野菜や肉・魚をしっかり食べるという方法でダイエットに取り組んだ経験のある方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。

続きを読む

しかし最近の低糖質食ブームは、従来以上に裾野に広がりが感じられます。それというのもコンビニ各社が低糖質商品に積極的になっているからではないでしょうか。

RIZAPとコラボ、ファミマのスイーツ

最近一番目立つのが、ファミリーマートが展開するRIZAP(以下、ライザップ)とのコラボ商品です。ライザップといえば、多くの有名人のダイエット成功事例をテレビCMで発表してきた、ダイエットの代表的ブランドと言ってよいでしょう。

ファミマのライザップ監修商品は糖質量にこだわると同時に、おいしさにも「コミット」しているところが特徴です。商品も、ライザップのカラーと言ってもよい黒を基調にしたパッケージで糖質量を打ち出しています。

ダイエットの人も、そうでない人も

現在ライザップのコラボ商品はファミリーマートのみが扱う限定商品ですので、指名買いの客を呼び込む効果が期待できそうです。しかし、その効果は客数増だけにとどまることはないでしょう。

ダイエットの観点からスイーツを買い足すことを控えてきた人も、従来より気軽に買い増しができるようになるでしょう。一番まずいのは「糖質50%オフだから、2個食べても従来と変わらない」という本末転倒な考え方ですが、こんな需要も出てくるかもしれません。

ちなみに筆者も「ふんわり食感バウムクーヘン」を試食してみましたが、なかなかおいしかったです。自分へのごほうびとしてこれから重宝しそうです。

「ブランパン」で女性支持率上昇のローソン

低糖質はファミリーマートの専売ではありません。

2013年から「マチの健康ステーション」をうたうローソンは、『ひさこの「ロカボ日記」』というコンテンツでローソンの食材を使ったさまざまな低糖質メニュー提案をしています。ちなみに、この日記は2017年6月20日時点で第10回まで進んでいます。

ローソンで人気が高いと思われるのは、ブランシリーズのパンでしょう。同社の発表によれば、ブランとは穀物の外皮で、小麦粉よりも糖質が少なく植物繊維が多いという特色があり、2017年4月末時点でシリーズ累計1億3千万個以上を販売したとされています。

この商品では、パッケージ表面に糖質とカロリーが大きく表示されていて良心的に感じます。現在は食パンやロールパンだけではなくドーナツ、あんぱんなどのいわゆる調理パンやスイーツも展開しており、筆者の見立てでは特にナチュラルローソンで女性の支持が高いと思われます。

ブームに踊らないセブン

これに対して、セブン-イレブンは低糖質商品を積極的に展開しているようには思われません。

しかし、サラダチキンやミックスナッツなど、それに該当する商品もしっかり店頭に並んでいます。「ダイエットしたいならパンやスイーツはそもそも減らしましょう」という大人のメッセージかもしれませんが、低糖質商品をもっと積極的にアピールしてもいいのではないかと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。みなさん、それぞれお気に入りがあるのではないでしょうか。筆者はあえて言えばローソンのブランシリーズを手に取る頻度が多いと思います。

低糖質商品は顧客のリピート率・ロイヤリティを高める効果が期待でき、一過性のブームではないと思われます。また、コンビニが力を抜けば、代わりにドラッグストアが力を入れていくでしょう。今は静観ぎみのセブンも、いずれ本格的に商品展開を始めるのではないでしょうか。セブンが動いたときに本格的な競争になるかもれません。

各社が積極的に取り組んで切磋琢磨していくことで、健康増進になるのであれば素晴らしいことだと思います。

投信1編集部

PR

投信1編集部

投信1編集部は、証券アナリストなど金融業界で長年の調査経験を持つメンバーを中心に構成されています。
金融・経済ニュースや投資に関する知識・アイデア、ビジネスパーソンの役に立つ情報ををわかりやすくお届けします。